第5回ITCサロン開催レポート

 

 

2014/6/25
ITコーディネータ協会 事業促進部

 

 
6/4(水)に第5回ITCサロンを開催しました。
今回は「SIビジネスはなくなる?」をテーマにお集まり頂きました。

 

  

今回は9名の方にお集まり頂きました!

小池氏からのお話は、

IT人材白書2014」から、ユーザー側における情報システムは「IT企業に発注して開発するもの」から「サービスを選択して利用するもの」へと変化している事に対してIT企業側との間に大きなギャップがあること。

SIビジネスが崩壊に向かう原因として「ゴールの不一致と相互不信からなる構造的不幸」「ユーザーニーズの変化」(工数積算ビジネスの減少)「テクノロジーの変化」(求められるスキルの変化)の3つの課題があるそうです。

 

そして、「クラウド時代におけるビジネスの可能性とは?」では、ユーザー側に「クラウドファースト思考」が浸透してきたことにより、クラウドビジネスモデルが確立され、高速開発と変更への迅速な対応が求められているそうです。

また、「ポストSIビジネスとは?」では、「破壊的イノベーション」と「持続的イノベーション」に「SIビジネスで培ったノウハウ」をプラスすることにより「クラウドを活用したサービス・ビジネス」と「顧客価値を追求した新しいSIビジネス」になるのでは?とのことでした。

「サービス・ビジネス」としては、「付加価値サービス」「直販」など、「新しいSIビジネス」としては「新しい収益モデル(サブスクリプション・レベニューシェア・成果報酬)」「テクノロジー強化」「アジャイル型請負開発」「垂直統合シナリオ」などがあげられる。

ポストSIビジネスとは、「顧客価値と事業者価値を一致させるビジネス」になるのではないだろうか?
ポストSIビジネスの時代、デザインやソリューションの組み合わせを考えた「イノベーション営業」となり、高速・短納期、エンドユーザー・シフト=ワンストップとした、作らないSIが当たり前のエンジニアが必要とされるであろう。

最後に、ポストSIビジネスへの向き合い方としては、「資金シフトを進める」「評価制度を変える」「マーケティングに力を入れる」「ビジネスをスイッチする」「新規事業開発のための組織的取り組み」「事業変革への向き合い方」など様々な課題があるということをお話頂きました。 
 

 

その後、小池氏にお話頂いた内容を元に皆様でお話頂いたところ、今後のSIビジネスでも企業規模で変わるのではないかとの話があったり、なくなってくる所はニーズの取り方などどう工夫していくのか等をお話されました。

また、今回お話い頂いた小池氏より、参考情報として会員制ドキュメントライブラリーLiBRA!の紹介がありました。
今回のスライド作成にも利用したそうです。

ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました!

 


次回は7月に懇親会形式のサロンの開催を予定しております。詳細が決まりましたらお知らせ致します。

皆様のご参加お待ちしております!

ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
 
ITコーディネータ協会 事業促進部 田口、中村、山川
 
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