ITC資格には復帰制度があります!資格復帰者の方に聞きました。

掲載:2021年3月28日


こんにちは!ITコーディネータ協会の田口です。
ITコーディネータ資格は、一旦資格を失効しても条件を満たせは資格が復帰できる制度があるのご存知ですか?今回、資格を失効し改めて資格復帰されたされた方にお話を伺いました。

※資格失効年度を含む4年度以内に復帰条件を満たせば復帰出来ます(ITC資格復帰制度)


 




資格復帰者の橋本さん。復帰特別研修のご案内メールを見て資格復帰を検討されたそう。


ITC協会の田口。ITC協会では資格更新等の窓口業務を担当。最近ハマっているものはPUIPUIモルカー。


 




橋本さんは、もともと経営者でいらしたのですよね?


そうなんです。多店舗展開する食品小売の会社を、父親の他界によって引き継ぎました。IT化や、女性社員の地位向上など、いろいろと新しいことにチャレンジしましたね。



そのチャレンジの過程で、ITコーディネータの資格を知ったのですね。



ベンダーと自社の橋渡しを、地元で実績のあるコンサルタントの方にお願いしました。その先生が、九州でのITCの育成を長くやってこられていて、ケース研修受講のお誘いを受けたのです。


 


その後、会社を譲渡してコンサルタントとして独立。公的支援機関でも活躍されるようになったとか。



ITCの資格があったので、スムーズに各支援機関に専門家登録できました。ただ、独立当初は、女性の創業支援を手がけることが多く、IT経営に関する支援に携わる機会がなかったこともあり、ついつい資格維持がおっくうになって、失効させてしまったのです。


 


資格復帰を決意されたのは?


 


規模も大きく社歴もあるクライエントさんのご支援にあたることも、徐々に増えてきました。クライエントさんの側が、私が経営者時代に取り組んで、メディアなどで紹介されていたIT化の話をご存知のことも多くて、IT経営の支援ニーズが出てきたのです。それに加えて、私が最初に資格をとろうと研修や試験勉強をがんばっていたときに、当時出産直後だったにもかかわらず協力してくれた妻から、「失効させたままにするとは、許せない!」と、怒られたのも理由のひとつです(笑)



協会として、奥様にお礼しなければ(笑) 復帰研修を受講されて、いかがでしたか?



コロナ禍の影響でZoomでの受講でしたがスムーズに学べましたし、全国各地から優秀な受講者の方が集まって、資格復帰を志されていたことも印象的でした。久々にITCの専門知識をおさらいして感じたのは、よくまとまった内容である反面、たとえば「IT経営認識領域―変革認識プロセス」など、言葉ひとつとっても、他では見かけることのない独特の専門性が強いですね。


 


なるほど。ちょっと耳が痛いような感じも… 最後に、今後の展望をひとこと、お聴かせください。

 


ITCの専門知識は、コンサルタント自身が頭にいれるのにも、これを頭から引っ張り出してクライエントにご理解いただくのにも、今のままだと、まだ、難しくてハードルが高い感じがします。ITCの専門性が、よりわかりやすく、たとえば中小企業の現場従業員の方々に伝わるには、どうしたらよいのか。ラジオパーソナリティなど、メディア人としても活動している私の得意分野も生かしつつ、問題意識をもって考えてみたいと思っています。




橋本さん、お忙しいところありがとうございました!

 



2020年度の復帰特別研修では約40名の方がご受講され、資格復帰されました。
新型コロナをきっかけにリアル開催からオンライン開催に開催形式を変更しましたが、会場に行かずご自宅から参加できるため好評です。また、オンラインのため海外在住の失効者の方からも研修にご参加頂けるようになりました。

2021年度の復帰特別研修は7月より順次開催となります。
ITC資格復帰特別研修の開催スケジュール・詳細はこちら

 

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