ITCべからず集

2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 E07

【投稿者】
投稿者 大岡 明久 認定番号 0016692002C
会社名・団体名 青森日本電気ソフトウェア 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール □助言/アドバイス ■トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
受講者の課題を講師が決めつけるべからず(気づきの会話をすべし)

【理由】
 経営者向け研修の受講者にとっての真の課題は、受講者自身気づいていないことが多く、受講者の課題(経営課題や情報化課題) が講師の方でよく見える事もある。そこで、ストレートに指摘すると受講者の感情を損ねることがある。そうすると、 以後の演習や討論において積極的な発言を得にくくなり、また受講者にとって真の経営課題や情報化課題を浮かび上がらせること ができなくなる。インストラクター(コーディネータ)のほうで受講者の課題を指摘する(決めつける)のではなく、ヒントや事例 を示しながら会話をすることで、受講者自らが気づき、より前向きに演習に取り組む流れを作ることが重要である。しかも、当初は 一番の課題と思っていたことよりも更に重要な課題に気づくことがある。そのようなことがあった受講者の講座への満足度は高い。
 従って「受講者の課題を講師から決めつける」ことは極力慎むべきである。気づきの会話をすべきである。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 E08

【投稿者】
投稿者 持田 啓司 認定番号 0033522003C
会社名・団体名 株式会社 大塚商会 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール □助言/アドバイス ■トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
システム導入時の教育は、機器操作指導に終始するべからず

【理由】
 IT化を当初の計画通りに効果を上げるには、運用に入る前のツール導入時の操作教育は付き物。しかし、経営者は 機能を覚えたいのではなく、その機能によって実現できる効率性や売り上げ拡大を身に付けたいもの。
   時間をかけて機能をこと細かく説明した後で、経営者から「操作方法はわかったけど、いったいどんなときに使う 操作なの?」という疑問を持たれるような教育は最悪であろう。経営に生かすための使い方を教えてこそ、コンサル ティングの意味があるというもの。活用の利点を理解してもらってから、操作方法を説明するのが、操作習得の近道 でもある。その操作方法を理解するだけでは、核となる経営ニーズを解決することにはならない。
 操作指導に終始するべからず。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 E09

【投稿者】
投稿者 小川 慶史 認定番号 0019162003C
会社名・団体名   
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール □助言/アドバイス ■トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
教育の成果の低さは指導側の責任ということを忘れるべからず

【理由】
 システム導入の際のユーザ教育を実施するにあたり、通常、教育される側は日々の業務が忙しくて集中できずに 成果が出にくいことが多い。ここで成果が出ないことを受講側の責任にしてしまのは良くない。これは指導側の 責任である。指導料を頂いている以上は成果を出さなければならない。そうでなければ顧客の費用と時間の無駄 使いに終わってしまう。ここでまず大切なのは、ユーザ側の最も集中できる日時の選択や環境の設定といったコ ーディネート力である。これをクリアしてはじめて指導力(相手のレベルを把握し適切な指導を行う)を発揮する 場面となる。指導側は指導力だけを発揮すれば成果を出せるというものではない、ということを忘れてはならない。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 E10

【投稿者】
投稿者 矢崎 和洋 認定番号 0007712001C
会社名・団体名   
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール □助言/アドバイス ■トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
研修の初めにアイスブレーキングを怠るべからず

【理由】
 研修のカリキュラムを作成する場合、講師側の伝えたい内容を中心にスケジュールを組み立ててしまい、受講者の 立場で進行することを忘れがちになる。研修の初めにつても予定していたタイムスケジュール通りに進めたいため 受講者の心の準備ができていない状態で、研修に入ってしまいがちになる。研修の参加者は少なからず不安やスト レスを感じているものである。参加者が研修の内容を自分のものにすることが本来の目的であるので、参加者が研 修を受けやすい状態にすることが大切である。効果的な研修を進めるためには、研修初めに参加者同士がお互いを 理解するための自己紹介や和やかな雰囲気を作るための簡単なゲームなどに時間を取り、心の硬さを取り除くこと (アイスブレーキング)が必要であり、それを怠ってはならない。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 S01

【投稿者】
投稿者 上坂 良太郎 認定番号 0007312001C
会社名・団体名 近畿税理士会
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
業務改善のアドバイスを行う場合、現状業務への批判から入るべからず(まずは、誉めよ)

【理由】
実務担当者は、自己の現状業務を批判されたとき、自己のすべてを否定された意識をもちやすい。
また自己の職位の継続が、危うくなるという警戒心を抱くかもしれない。その結果、その後の業務改善プロセスについても、 非協力的になり、抵抗勢力となってしまう。
実務担当者の協力なくしては、業務改善は実を結ばない。
そうならないために、まず、日ごろの業務に対しての努力に敬意を述べ、その努力が一層の効果をあげるために、 業務改善プログラムが行われる旨を理解させることが重要である。
特に、事務部門は、自己の仕事が減ることを望まず、また増えることも望まないことが多い。
ITの導入に関しても、新しい業務が増えてしまうという意識が生まれないように、情報の共有化や情報処理のスピードアップが、 自分たちのスキルアップにつながる旨を、十分説明する必要がある。
以上のように、業務改善のアドバイスは、現状批判ではなく、その努力を認めることから話し始めよ。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 S06

【投稿者】
投稿者 村上 憲也 認定番号 0013562001C
会社名・団体名 NTTデータ先端技術株式会社
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
弱みを見せるべからず/知ったか振りするべからず

【理由】
客先に出向き、システム開発に必要な要件について議論している時、顧客の話に対して、不安な表情をしたり、 「そこは不得意なので、不案内なので」などの発言をしてはいけない。何らかの期待を込めて相談しているのであり、その期待に応えるのが、 コンサルタントの役目である。
一度、顧客に不安感を与えてしまうと、いくら優れたベンダーを中に入れても、完成したシステムに不具合があるのではないかと満足してもらえない。
一方、何でも知っているかのように、すべてを受け入れ、その場で安請け合いをすると、ミスが明らかになった時の反動が大きい。
知らないものは知らないと明確に告げるべきではあるが、それを解決する手段があるということも併せて相手に伝えることが重要である。 (スーパーマンではないので、すべてを知っているというとウソになる)

*類似べからず
 安請け合いするべからず
 早とちり、鵜呑みをするべからず
 過剰期待させるべからず
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 S07

【投稿者】
投稿者 村上 憲也 認定番号 0013562001C
会社名・団体名 NTTデータ先端技術株式会社
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
批判するべからず(指摘はしても批判はするな)

【理由】
顧客からの依頼を受けて、システム開発を受託する場合、仕様を確定するために顧客先での打合せの席上で、批判をしてはいけない。
顧客側はそれなりに検討した結果を説明しているのであり、特にシステム開発を指示され、プロジェクトを任された立場の顧客側社員は、 自身を持ってその場に臨んでいるはずである。また上司の前で恥をかきたくないという心理が働いており、かなりセンシティブになっていることに違いない。
一方では、幾分、専門家であるITコーディネータに期待している部分もある。
そのような場合、顧客側の提案内容の不備、不足を取り上げ、その場で、「それよりもこっちが良いです」の類いの批判をしてはいけない。
そのよう場合は、「一度持ち帰り、代替案も含めて検討、提案させていただきます」と引き下がる。
それにより社員を立てることになり、その後のプロジェクト推進がスムースに行く。
次回に改めて、提案の不備、不足に関して、明確な理由を添えて、代替案のほうが優れていることを示すのがよい。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D01

【投稿者】
投稿者 相原 理 認定番号 0029142002C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
資料に頼ってコミュニケーションをおろそかにするべからず

【理由】
伝えたいことを資料にすることは重要である。

しかし「資料に全て書いてあるから読んでおいてください。」というのは、不親切である。
資料を読むだけで全てを理解できる顧客は少ない。
資料を作って渡せば伝えた気になるが、顧客が理解することとは別である。
必ず顧客とのコミュニケーションで理解してもらうことが必要である。

また一方的に結論を急いで、資料にしてしまうと、顧客はやる気を無くす場合がある。
特に内容が非の打ちどころも無いほど完璧に仕上がっていると、顧客は受け身になり、やらされ感が強くなる。
上流工程などの検討を重ねるフェーズにおいては、導く結論は明確にあるとしても、その結論を資料にして全て渡すのではなく、 コミュニケーションの中で合意形成していくことが重要。勿論、合意形成した内容は漏れなく資料化する。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D02

【投稿者】
投稿者 植松 栄介 認定番号 0026692002C
会社名・団体名 株式会社富山富士通
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
プロジェクト発足時の布陣、怠るべからず

【理由】
ITCの活動フェーズにおける「プロジェクトの立ち上げ」に該当する部分である。
第三者であるITコーディネータは、クライアント企業の社内事情などを掴みきらない段階でプロジェクトを立ち上げることになる。 この場合、プロジェクト・メンバーの選出に際しては、依頼者(経営トップ)の意向によっ決定されることがあるが、 ここでプロジェクトの全体を見通した布陣を怠ってはならない。 それは、トップの意向によって選出されたメンバーが、必ずしも適切である保証はないからである。
小規模企業であれば少ないかもしれないが、ある程度の規模になるとどうしても過去のしがらみや人間関係上の壁/力関係が存在する。 また、会社の中では経理部門の強いところもあれば、営業が絶対的な権限を持っている場合もある。 ITコーディネーターは、プロジェクトの立ち上げに際して、その早い段階でクライアント企業の内部事情を把握したうえで、 クライアントのミッションを遂行しうるプロジェクトを布陣させるよう助言すべきである。
また一方で、プロジェクトが動きだした後に問題が見えてくることもあるが、その場合にはプロジェクト体制の見直しを躊躇してはならず、 機を逸することなく助言することがモニタリング/コントロールであろう。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D03

【投稿者】
投稿者 高橋 寿人 認定番号 0010462001C
会社名・団体名 大日本スクリーン製造株式会社
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
思い込み・独り善がりなコンサルテーションをするべからず

【理由】
コンサルテーションにおけるインタビュー調査やお客様からのご相談などの場面において、先方の課題や要望の本質を見抜くことが、出来ない場合が起こる。 特に、以前のコンサルテーションなどで経験した事例と似たような場合や得意分野に、その本質を見失うケースがある。
お客様(会社)の置かれた状況やポジショニングの情報を把握、理解しないで、既にある知識ソリューションをそのまま押し付けると、 お客様としては時として、役に立たない現実性のないものとなってしまう。
まずは、コンサルテーション先の現状分析のための情報収集、特にお客様の声は十分に聞く耳を持ち、 その上で、顕在化したお客様の声に隠れた潜在的な背景や問題点などをじっくりと見定め、その課題の本質を理解し、実現性のある提案、 アドバイスを行うことがコンサルテーションの基本である。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D04

【投稿者】
投稿者 滝井 信幸 認定番号 0027702002A
会社名・団体名 リコー関西株式会社
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
皆まで言うべからず(「awareness ~気付き~」の尊重)

【理由】
 人は同じ状況に遭遇した時、他人から言われて実行する場合と、自ら気付いてアクションを起こす場合では、後の効果は驚くほど違う。
 コンサルテーション、経営課題認識、改革ポイントの抽出など多くのシーンで、インタビューや現業分析、課題整理等を行なうが、 心からクライアントの改革実行を促そうとする時、主役であるべき彼らの「気付き」を導き出す対応を心掛けるべきである。 この「気付きの尊重」は主人公の尊重であり、やがては大きな改革エンジンとなってクライアントにパワー(やる気、改革マインド)をもたらす。
 ITCはその旨をクライアントに気付かれぬように、お客様が自ら進める現状や課題整理・認識をアシストし、 「そうか! こうしなきゃいけないんだっ!!」を自らの解として導き出せるように勤める事が重要である。
 それがうまくゆけば後はHOWの問題になり、実現方法と知恵の積み重ねで概ねの事は乗り越えてゆく事ができ、目指すゴールに到達できる場合が大多数を占める。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D05

【投稿者】
投稿者 山口 正志 認定番号 0015052001A
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
業界用語を軽んずるべからず

【理由】
 特定の業界には業界特有な専門用語が存在します。
ITコーディネーターのコンサルティング実施に当たって、この専門用語のとりあつかいや利用に関して十分な注意を要するものです。
 ITコーディネーター自身がその業界出身者で、その業界を隅々まで知り尽くしている場合は、クライアントにとって現地調査やヒヤリングの段階などでは、 説明時間の節約や何よりの安心感につながります。
 しかしながら、殆どのコンサル案件では、異業種の案件が多数発生するものと思われます。
この場合、事前の学習は言うに及ばす、準備を怠ることなく対処すべきです。
 しかしながら、こと専門用語に関しては、知った風な態度で、こちらから使うことなく、クライアントの説明資料なり、言葉の中から注意深く拾い出し、 必要十分な確認作業を実行すべきです。
 そうしていくうちに、その業界でのクライアント企業のおかれた立場や背景、実施すべきコンサルティングの目玉が見えてくるものです。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D06

【投稿者】
投稿者 長島 隆典 認定番号 0024942002A
会社名・団体名 日本電気システム建設株式会社
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
説得しようとするべからず

【理由】
キーワード : "人は自分の言葉に説得させられる"

<想定シーン>
 お客様に対して、施策や解決策の提言または問題点を認識いただく際の基本事項です。
<理由>
 ・人に言われたことより自分で考えた事柄のほうが、より記憶に残る。
 ・人に言われたことより自分の口から提言した事柄を正しいと認識する。
人を説得するには他人が説得するより、この答えを自らの口から言わせる方がはるかに効果的です。 このためには、会話の組み立て、シナリオ、クローズシミュレーションなどの準備して、その回答へ会話を導くことになります。 これは特別なことではなく日常の中にも見受けられます。
(ちなみに私は妻に導かれているように感じます?)
基本は、
 "会話の基本は話すことではなくて、いかに相手の言葉をひきだすか"
であると考えます。
 元来、人は聞くことより話すことを好む。"話す"欲求がベースになっています。
<その他効果>
 ・図星をつかれると反発する・既に問題点は潜在意識で認識している場合が往々にしてある。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D07

【投稿者】
投稿者 松浦 敏貴 認定番号 0026682002C
会社名・団体名 有限会社クリエイティブコンサルタントグループ
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
ベンダーの見積書をうのみにするべからず

【理由】
 ウデの悪いSEは見積もりも不適切です。
一般的にベンダーは見積仕様(システム概要・ハードウエア構成・納期・概算見積もり含む)をクライアントに提示します。 この見積仕様において、「いかに正確に要求定義・仕様策定を行い、より正確なコストをはじき出すか」がSEのウデの見せ所です。 受注決定後の流れとしては、<基本設計→詳細設計→開発→単体・結合テスト→総合テスト→設置→現地調整→導入→教育・運用立ち上げサポート>のステップで進んで行きます。
 しかし、基本設計の段階で仕様変更が発生することも多くあります。SEが見積時に把握しきれていなかった要件がこの段階で出てくるからです。 そういった要件に対して、すべて応えていては納期やコストをオーバーしてしまい、また応えなければ「使えないシステム」になってしまうため、 その調整もSEとしての重要な仕事になってきます。
 クライアントの要求を確実に捉えているか、変更や値引きを想定した過大な見積もりになっていないか、ITCはチェックしなければなりません。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D08

【投稿者】
投稿者 重田 正之 認定番号 0003542001C
会社名・団体名 (株)あさひ銀総合研究所
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
対策等を実行できない相手に怒るべからず

【理由】
 コンサルティングで引き出した改善策や、次回訪問までに依頼していた事項を顧客が行っていなかった時でも、怒りの感情を持つことはITコーディネータとして望ましくない。 怒ることは、その後の冷静な対処を阻害する恐れがある。 すべての顧客が自分の計画通りに動いてくれるとは限らず、むしろそうでない場合の方が多い(中小企業では資源の制約もあるためそのような状況が散見される)と考える方が、 極めて現実的である。
 上記のように考えることにより、冷静に「ではどうしたら実行できるのか」を顧客とともに検討し、より良い改善策を引き出すことが可能となる。 また、相手の緊張感が不足しているような場合には、「かかる状況は極めて不愉快」などと、自分の感情を冷静かつ客観的に説明することは有効である。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D09

【投稿者】
投稿者 糸山 義明 認定番号 0012032001C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
他社の情報は、そのまま話すべからず

【理由】
 助言・アドバイス時に、事例紹介として他社の状況・情報を伝える場合には、会社が特定できないよう、特に個人名が浮き彫りにならないように気をつけなければならない。
 中央(大都市)ならまだしも、地方でかつ同業種の場合は特に注意を要する。
世間は自分が思っているよりも、かなり狭い場合が多いと考える。
 口頭での話のみならず 提案書・設計書のような紙媒体の取り扱いには十分に配慮すべきである。
確かに、そのアドバイス・事例の信憑性はその場では一時的には上がり効果を感じるが、後に冷静になって振り返ると、 自社の情報も他社に筒抜けなのではないかという大きな不信感をクライアントに抱かせてしまう。ひいては、そのコンサルタントの信用問題にかかわる大きな問題である。
 プライバシー保護・セキュリティーの観点からも最重要注意ポイントであると認識している。
助言・アドバイス内容は事前に抽象(モデル)化し、出来る限り真のポイントを浮き彫りにする工夫をした後に伝えるべきであると考える。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D10

【投稿者】
投稿者 多田 豊 認定番号 0012232001C
会社名・団体名 (株)多田総合会計事務所
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
ヒヤリング不十分のまま、助言・アドバイスするべからず

【理由】
●要望事項の聞き取り方
 クライアントが、こちらにコンサルティングを依頼してきたとき、その要望を聞き取ることになるが、こちら側の思い、込みによる聞き取りになってしまうと、 偏見が入ってしまう恐れがあり、クライアントの真意を汲み取らないままにアドバイスをおこなうことになりかねない。 その結果、アドバイスが的を得ていないものになってしまいクライアントが満足しないまま、コンサルティングを終わってしまう可能性がある。
 そのため、コンサルタント(ITコ-ディネ-ター)は、聞き上手でなければならない。聞き上手になるためには、次の点に注意する必要がある。
  1.相手の話をじっくりと聞く
  2.あくまで主役は、話し手であることを忘れない
  3.自分のことは、あまり話さない
  4.関係のない話に振らない
  5.尋問調(取り調べ)にならない
さらに、聞き上手は質問の名人でなければならない。質問は、次の点を訊くと良い。
Why なぜ
When いつ
Who だれが
Where どこで
What なにを
How どのように

●アドバイスの仕方
 クライアントが、コンサルティングを依頼してくるとき、次の3種類のパタ-ンがある。
  1.まるっきり解らないとき
  2.方向性は決まっているが、具体性に欠けるとき
  3.結論が出ているが、そこに行くまでの道筋がわからないとき
 クライアントが、上記のいずれの状態であるかを聞き取りによって見極める必要があるが、建前と本煮の異なっている場合があるので、注意が必要である。 この見極めさえできれば、見当違いなアドバイスをすることはなくなる。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D11

【投稿者】
投稿者 谷口 修 認定番号 0004142001C
会社名・団体名 株式会社ビジネスソリューション・テクノロジー
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
むやみに補助金に頼らせるべからず

【理由】
 多くの補助金は使途を特定し、募集期間及び実施期間が限定されています。
 経営者のなかには補助金をもらうために、自社の経営戦略や情報化の方向付けを不明確なまま応募し、採択されて喜ぶケースもあります。
 しかしながら、なかには「期間内に終わらせなければ」とあまり必要のない支出をしたり、「補助金だから」ということで業者に任せっぱなし、 結果を確認せず「こんなはずじゃなかった」と嘆くケースもあります。
 自社の情報化を進めていくうえで、タイミング良く補助金の募集期間にあえば応募し、そうでなければ、どんどん投資を進めていくべきでしょう。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D12

【投稿者】
投稿者 佐藤 正 認定番号 0011082001C
会社名・団体名 株式会社クレオ
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
手法を過信するべからず

【理由】
 「専門用語やカタカナ文字を多用するべからず」に関連しているが、経営者、実務担当者等の依頼者への説明には、まず、分析結果や助言を説明し、 その手法の説明は依頼者が興味を持ち、報告・助言について理解してからを説明する。 依頼者は専門家ではないので、ITCとしては当然の手法と考えているもの、依頼者へ、例えばバランススコアカード(BSC)や、ABC分析、などをそのまま説明や、 資料に用いては、手法についての説明に時間がかかり、肝心の提案結果報告の焦点がボケるだけでなく、依頼者と、その手法の正当性についての討議になってしまう。
 依頼者は、経営者や実務担当者は、既に、問題解決のための分析手法、例えば、KJ法やKT法、QC手法をもちいて取り組んで来られていたので、 かえって問題解決手法のよしあしに議論が終始して、改善案への興味が薄れてしまう。ITCが助言するのは「改善案」であって、解決手法でないことを忘れてはならない。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D13

【投稿者】
投稿者 泉田 浩二 認定番号 0029702002A
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
コンサルティングの範囲、内容を曖昧なままで進めるべからず

【理由】
 とかくコンサルティング、コンサルタントと言うと、依頼者側からは、「何でも知っている、教えてもらえる、ドラエモンのような人」という感覚をもたれることが多い。 自分達の問題、課題が何であるのか、それの解決策など、すべてに対しアドバイス、教授してもらえるものだという過剰なまでの期待をかけられる場合が多い。
 この様な期待に対し、コンサルティングが進むと、「こんなことにも答えてくれない」、「こんなことも教えてくれない」などの不平不満が噴出しコンサルティングする側も、 受ける側も、気まずい思いに陥り成果のないまま終わってしまう事がある。
 この様な事を避けるために、コンサルティングを開始する前に、両者の役割期待を明確にし、受ける側にも受ける側としての役割が何で、いつまでに何をすべきか、 コンサルタントとして何をするのかを十分話し合い合意した上で業務を実施するべきである。
 ケースによっては、コンサルティングといっても、単なるアドバイス的なものを求められている場合もあれば、依頼者側のメンバーとしての立場からの活動を期待される場合もある。 この様にコンサルティング内容には、これと言った定義があるわけでなく、ケースによって千差万別であるので、最初の合意が必須である。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D14

【投稿者】
投稿者 木村 文雄 認定番号 0011442001C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
コンサルティングはプロフェッショナルサービスである事を忘れるべからず

【理由】
コンサルタントは実践的な経営に関する専門知識やスキルを提供する者である。
経営を取り巻く内外の環境が次々と変化する現状にあって
 1:経営に関する基本的な専門知識に加え
 2:アップデイトな情報を専門的に分析してクライアントに提供するパワーとスキルが要求される。
したがってコンサルタントはクライアントに対し「プロフェッショナルサービス」を提供すべき立場にある事を基本的に押さえておかなければならない。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D15

【投稿者】
投稿者 鶴田 清文 認定番号 0004292001C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
依頼主との信頼関係の構築を忘れるべからず

【理由】
 コンサルティングにおいては、依頼主との信頼関係をいかに築くかが重要なポイントの一つとなります。
 改善提案を行う場合、コンサルの独断でいきなり結論を依頼主に提示するのではなく、少しづつ解を提示しながら依頼主に気付きを与え、 更なる改善策を生み出すプロセスが肝要です。この作業を通じて、依頼主との間で信頼関係を構築することができます。 依頼主との間で信頼関係が築ければ、依頼主の期待値をある程度コントロールすることが可能になり、アウトプrットに対する評価も良いものになると思います。
 コンサルタントは、依頼主の信頼を掴み、依頼主の心に共鳴、共感をどれだけ得られるかによって、その評価が決まってくると思います。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D16

【投稿者】
投稿者 出口 優子 認定番号 0004302001C
会社名・団体名 TIS株式会社
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
前提条件を覆すべからず

【理由】
 コンサルティングするにあたっては必ず何らかの前提条件がありますが、これを十分に認識していないと失敗します。
 システムの稼働時期や予算、範囲といった条件はもちろんのこと、戦略や基本方針などについても既に前提として決められていることがあります。 これは、顧客側で相応の検討がなされたものとして、その上に積み上げるように(矛盾しないように)検討を進めなければ、なし崩しに何も決まらない、 結論が出ない、議論がループするといった事態を引き起こします。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D17

【投稿者】
投稿者 野中 帝二 認定番号 0004932001C
会社名・団体名 日本電気株式会社
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
顧客の持つ問題の解決方法を提案せずに、専門的な知識・技術・情報を与えることに注力するべからず

【理由】
 ITCがコンサルティングする相手は、中小企業や中堅企業の経営者や管理者で、専門的な知識・技術・情報を提供すれば、 判断は自分で行うというレベルの高い経営者や管理者ではないケースが多い。
 ITCが実施すべきコンサルティングとは、専門的な知識・技術・情報を応用して、中小企業や中堅企業に対する固有の課題を発見し、 その課題解決のために中小企業や中堅企業が達成可能な解決案と推進ステップを具体的に提示し実行に移していくことである。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D18

【投稿者】
投稿者 小川 源八 認定番号 0020012002C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
IT投資額は売上の5%と決めつけるべからず

【理由】
 業種により粗利益率は相違する。例えば、製造業・小売業は20%であるが卸売業は10%である。
 そのため売上から投資可能額を算出すると過大投資や過少投資が発生するおそれがある。 従って、IT投資は予想キャッシュフロー表の作成により(営業、投資、財務)各企業の財務体質に相応しい投資額を決定しなければ適正投資とはいえない。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D19

【投稿者】
投稿者 平 和久 認定番号 0015392001A
会社名・団体名 有限会社 エイチ・アンド・アイ
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
詰めを怠るべからず

【理由】
 助言やアドバイスをする際には、コンサルタントたるもの、顧問企業先や開発ベンダー等のなれあいに巻き込まれず、しつこくて相手に嫌われようと、 自身が納得するまでとことん詰めた上で発言するという事が肝心。
 何のためのコンサルなのか、よく考えて行動する事。仕事上での大いなる議論と的確な助言/アドバイスがプロジェクトの危機を救うケースは数多い。 逆に、詰めの甘さが、更なる危機を生んでしまう事もまた多い。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D20

【投稿者】
投稿者 渡辺 儀郎 認定番号 0016442002C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
納得してもらうことが肝心、説得しようとするべからず

【理由】
 会議の進め方やプロジェクトメンバーの構成などで、顧客の要望では目的が達成できないと見込まれるようなときに、 時としてこちらの意見を主張しなければならないケースが発生しますが、このことだけで説得を図るのは避けなければならない。
 それまでの、進め方や説明の仕方などに手落ちがあったことが原因となっていることが考えられるので、顧客が納得できるような形で、目的の説明、 そのための要員確保の必要性やプロジェクトの進め方などを説明すべきである。
 強引に進めた結果、途中でメンバーの交代、スケジュールの大幅遅延などの反作用が発生することがある。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D22

【投稿者】
投稿者 尾形 守章 認定番号 0002372001C
会社名・団体名 (株)あさひ銀総合研究所
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
人事に介入するべからず

【理由】
 クライアント先の人事に関して余計な口出しをすべきではありません。
 プロジェクトの推進中、経営陣とも親しくなり、いろいろな相談を受ける場合があります。 特に、オーナー経営者の企業の場合には、該当プロジェクト以外の相談等へもできる範囲でアドバイスしたいものです。 しかし、人事にかかわるようなアドバイスには注意が必要です。 固有名詞で意見をもとめられた場合には、プロジェクトに関する具体的な事実を話すことは必要でしょうが、極力主観的な表現をさけなければなりません。 不用意な発言が人事に影響を与えたり、まわりまわって本人の耳に入った場合、余計なうらみを買うことになりかねません。 不用意なコメントだけが一人歩きする危険もあります。
 ただし、良い点、優れた点については事実を交えて積極的に伝えることは必要でしょう。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D23

【投稿者】
投稿者 中村 和恵 認定番号 0015082001A
会社名・団体名 (株)統計システム研究所
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
システム移行のクレーム・依頼及び回答は文書でうけ、口頭でうけるべからず

【理由】
 システムの移行期間はユーザとベンダとのトラブルがよく起きます。 よく見ると事象そのものよりもコミュニケーションが取れなくなっていて解決に至ってないことが多々あります。 クレーム、依頼及び回答を口頭でせず、文書にすることが大事です。文書にする作業で感情的になった気持ちからある程度冷静に客観的に現象を見つめることになります。 間に立つコンサルタントは両者のコミュニケーションがうまくいくようにすることと、 ユーザ・ベンダ両者の言い分を整理し契約内外の判断をしてあげることでほとんどのことは解決します。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D24

【投稿者】
投稿者 古戸 理 認定番号 0003142001C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
相手の話の途中で口を挟むべからず

【理由】
 相手に当方の考えを理解してもらうには、先ず相手の話を最後まで聞いた上で、当方の意見なりアドバイスをはっきり説明することが有効です。 またアドバイスする点については、大切なことを見極め、ポイントを絞り込んでおくことが重要と思われます。

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