ITCべからず集

2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D25

【投稿者】
投稿者 山本 真巳 認定番号 0025992002C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
改善の答えは相手に気付かせ、教えるべからず

【理由】
 クライアント企業に入ってCSF等の検討を客先と行う場合,答えと思われる解を教えてはならない。
教えると自分たちの意志決定としての自負に欠け、その後展開される改善活動への踏み込みが甘くなるばかりでなく、 コンサルが抜けた後の自走力(実力)がクライアントに付かない。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D26

【投稿者】
投稿者 野内 正義 認定番号 0012942001C
会社名・団体名 エムエス経営システム研究所
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
自説を押し付けるべからず

【理由】
 人は理論的には正しいと思っても他人の意見を押し付けられると反発したくなるものである。
 コーデイネータにしろ、コンサルタントにしろ、皆の気持ちをまとめられず、浮いてしまっては失敗である。 今はやりのコーチングではないが、根気よく理解させ、本心から納得させる努力を怠らないことが必要である。
 逆に自説を本心から納得させることができたら成功間違いなしといえる。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D27

【投稿者】
投稿者 佐野 憲介 認定番号 0012912001C
会社名・団体名 (有)経営技術総合研究所
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
何でもITありきで考えるべからず

【理由】
 ITコーディネータは、経営の中でITの活用を考え、助言・アドバイスをしていく専門家である、といえる。 企業からの相談は、もちろんIT化に関することであるから、ITについての視点から進めていくのは当然である。 しかし、ITコーディネータが対象とする中小企業では、ITをどのように使えば経営成果に結びつくかが重要なことである。 ときにはITを考えずに企業の経営や業務目的などを観ることも必要であり、また対象業務の人・費用等投資対効果の視点を常に持って助言・アドバイスをしたい。
 その企業の「経営」を常に念頭におきながら、戦略情報化なり、業務改革・改善を進めていくと、より望ましいIT化の方向が提言できる。
 ITコーディネータは、ITに関する高度な専門知識や活用ノウハウを有することをベースにしながらも、この姿勢をもっておくことは、 企業からの信頼はもちろんのこと、ITコーディネータとしての役割を果たす上で非常に重要である。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D28

【投稿者】
投稿者 藤井 則夫 認定番号 0005342001C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
現場の課題調査で、お客様に無断で録音するべからず

【理由】
 一言も逃さず記録しようとする態度で臨むと、現場の相手が身構えてしまい、なかなか本音を語ってくれない。 そのため、問題の本質に迫れない可能性が大きくなる。
 できるだけ事前に綿密に準備をし頭の中に叩き込んで、できれば鉛筆・ノートの類も持ち込まないスタイルで話を切り出すと、早く打ち解け、思わず本音を語ってくれる。
 勿論やむをえずICレコーダなどで記録する場合は、軽くお断りをしておくことも忘れてはならない。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D29

【投稿者】
投稿者 久米 孝明 認定番号 0003032001C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
大企業の経験を押し付けるべからず

【理由】
 特に大企業出身者にいえることが多いと思うが、自身でやってきたことを、中小企業者に対して強要する場合がある。 確かに、それ自体はよいことであると思われるが、できてこそ成果が上がる。
 大企業と中小企業は経営資源の違いにより、やれることやれないことの範囲が、全く異なる。 ある企業では効果があり、よいことであったことが、別の企業では全く効果のない場合もある。 最悪の場合、よいことが悪いことにさえなってしまう。 その企業の成熟度にあったよいことを上手に取り入れさせていくことが重要だ。
 言いたいことを我慢するのも、コンサルティングの技量のうちに入る。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D30

【投稿者】
投稿者 成田 進 認定番号 0012442001C
会社名・団体名 成田会計事務所
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
社長の奥様〔妻〕を軽視するべからず

【理由】
 20年にわたる経営コンサルタント業と税理士業務で中小企業の経営者およびその家族、親族の方々と経営の相談のみならず、身の上相談を含め苦楽を共に今日まで来ました。
 会社の社長といえば'泣く子も黙る'と世間では言われていますが、以外に経営の実権はその妻が握っていることが経験上わかりました。 特に取締役総務部長、取締役経理部長の肩書きがあり勤務状況が常勤に近いケースではかなりの高い割合で実質的な社長といっても間違いではないでしょう。
 登記上の中小企業の社長は得意先や仕入先との良好な関係維持に腐心するあまり、会社の内々の事項については、他の役員、特に妻たる役員に依存する傾向が見られます。 年々歳々月日の経過と共に依存心は増大し、これと正比例して社長の孤独感はますます高まって行きます。 妻も最初のうちは社長たる主人の意を汲んで共に相談しながら経営の方針等を決めていきますが、順調に業績が伸びて社長の忙しさが増すにつれ、逆に妻に任せ、 妻の意を汲んで、判断を任せるようになります。
 日本の家庭内の事情となんら変わりません。
 さてITCとしてはこのことを十分に理解し、決して女性役員〔特に社長の妻〕を軽視したり無視をしてはいけません。
 会社の財布〔経理〕を握り、人事を左右する方です。 決して秩序を乱してはなりません。初回の社長訪問や説明は形式的にすぎません。社長が誰かしかるべき部下に任せる旨の発言があればそこからが営業の開始になります。 獲物を狙う肉食獣のごとく神経を研ぎ澄まし、誰が実質的な権限と責任を保持しているか見定める必要があります。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D31

【投稿者】
投稿者 野崎 晴雄 認定番号 0032912002A
会社名・団体名 株式会社 横山商会
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
正しいことを、言い過ぎるべからず

【理由】
 「分かっちゃいるけど、やめられない」という言葉がある。
 プロジェクトのリーダーとして、コンサルタントとして、状況を冷静に判断し、何が正しいのかを伝えなければならない事はよくある。 また会議の場において討論が激しくなってきた時なども、私はこの「べからず」を思い浮かべることにしている。
 ほとんどの場合、「正しいこと」はすでにお互いに認識されていることが多く、あまりにそのことを主張したり、繰り返したりすると、 それは弱点をつく鋭い刃物のように相手に突き刺さってしまい、正常なコミュニケーションが取れなくなってしまう。
 我々は討論というと、ついつい「勝ち負け」にこだわってしまう傾向にあるが、本来、討論の最終目的は両者の合意であり「Win-win」である。 そして「正しいことを言い過ぎる」事はこの目的を阻害するばかりでなく、将来に渡り人間関係に小さな傷を残すことにもなりかねない。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D32

【投稿者】
投稿者 西川 仁 認定番号 0009562001C
会社名・団体名 富士通株式会社
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
コンサルタントとしてのITCは顧客に解(または解の枠組み)を示すべからず

【理由】
 業務のBPR等では現在の業務の課題を解決し、ビジネスパフォーマンスを飛躍的に上げていくための議論を進めていく。 ITCはこの上流の議論に参加しアドバイスをもとめられる。
 このとき注意したいことは、ITC自身が専門家であるが故に、直接的な解を提供し議論をそこに収斂させてしまうことがある。 特にBPR等の議論においては顧客検討グループにおいても暗中模索であるため、ITCは顧客の期待からベストプラクティス等の解の枠組みを提示することがある。
 しかし、よくあることは、それがそのまま検討のパラダイムの中心となり、自社の組織特性やコンピテンシに適合するかどうかの検証が十分されず、 あとあと問題となる可能性を持つ。
 コンサルタントとしてITCは顧客検討グループのメンバが徹底的に議論、合意し、彼ら自身でアウトプットを作成させるようファシリテートする必要がある。
 解にたいするオウナーシップを検討チームが十分感じることで、その後に続く具体的な詳細検討に対してのチームコミットメントが醸成できる。 ITCは議論のフェーズにおいては整理のための方法論を都度提供し検討の停滞を防ぐよう工夫を行うべきである。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D33

【投稿者】
投稿者 若松 敏幸 認定番号 0013082001C
会社名・団体名 若松経営情報研究所
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
表面的な問題にとらわれ、本質の見極めを怠るべからず

【理由】
 クライアントの要求する様々な「問題点」について、短絡的な解決策提示では真の問題解決には至らないことが多い。
 企業の抱える問題点は、内部要因や外部要因などが様々に絡み合って「問題点」として認識されている。 業務上のルールの問題、情報システムの問題、社内コミュニケーションの問題、取引先や業界全体の問題、資金の問題等など、 「問題点」の形や大きさは立場によって異なってくる。
 SWOT分析などで企業の全体状況を把握したり、「なぜ?」の問いを繰り返して「問題」の因果関係を追求し、 最も重要で本質的な「問題点」を見極めるようにすることが大切である。その分析が不十分であると、効果的な解決策を見つけることは困難であると心得るべきである。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D34

【投稿者】
投稿者 中屋敷 雄二 認定番号 0024882002A
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
これまでの「成功」に酔うべからず

【理由】
 会社が変われば経営者も変わる。文化もプロジェクトメンバーも変わる。 成功事例や先入観は持ち込まず、何事も、第一歩目の「相手を知ること」からすべてが始まる。当たり前のことですが、忘れている人が多い。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D35

【投稿者】
投稿者 片野 敏郎 認定番号 0011102001C
会社名・団体名  
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
ITコーディネータとして、ユーザー企業のIT担当人材の有無と、
IT知識レベルの確認を忘れるべからず

【理由】
 IT化成功の鍵は、トップのリーダーシップと共に、IT担当の人材・知識に依存するといっても過言ではない。 中小企業の場合、ITを十分に理解できる担当者を欠くことから、ITを十分活用できていないケースを多く見る。 ITコーディネータとして、①その企業がITを担当する人材を確保しているか否か。②その担当者の知識レベル・能力。 を十分把握する努力を忘れてはならない。
 その上で、「ITを分かる人材の確保と育成の大切さについて、十分トップマネジメントの理解を得ることが、大切である。

【ITコーディネータとして留意すべき事項】
1.IT担当者に必要とする知識レベル
   中小企業では多くの場合、IT担当者とは、データの入力担当者を意味することが多い。 良くても、売上伝票・請求書の出力操作が出来る程度のレベルに止まる例が多い。 担当者の知識レベルとして、情報システムの意味が分かり、企画に参画でき、社内及びITベンダーと必要な折衝が出来る力が必要である。
2.トップマネジメントに、「IT担当者を最低2名置くよう」に進言すべし: 理由は
 
(1) IT担当者が1名だと、万一病気・退職等が発生した場合、自社システムの内容を知っている人が居なくなるため、企業の継続運営も困難になる。 他の仕事と兼任でも良いから、最低2名担当者を確保するよう進言する。〔企業としての最低限の必要条件〕
(2) 担当者が1名では、ITを議論・相談する相手も居ないことを意味する。ITソリューションには、通常いくつかのやり方がある。 それらの議論をさせるためにも最低2名が必要である。
3.担当者の育成:
 
(1) 担当者の育成計画を、ITコーディネータはトップに進言すべし:
ITCは、担当者へのIT教育の必要性と、研修すべき内容を、トップに進言する責任がある。 外部研修への出席、OJTの指導など、具体的に進言する必要がある。
(2) OJTは、ITC自身が自分の知識・経験を生かして担当されるようお勧めする。 経営者から絶大な信用をいただける一つの要素となる。
(3) 育成した担当者が、社員の情報リテラシーを向上させる講師役を担当することになる。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D36

【投稿者】
投稿者 三村 信之 認定番号 0009592001C
会社名・団体名 カービジネス・コンサルティング 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
影の実権者を侮るべからず

【理由】
 何度も経験した事ですが、話がほとんどまとまり掛けた頃大御所が現れて「わが社はそ
んな事をやっている場合でない」...と話をぶち壊してしまうケースがあります。
 引退したはずの「会長」だったり、隠居して肩書きの取れた二代目の親だったり、親会
社から派遣された「顧問」だったりします。会社の「組織図」や日頃の役員会には顕れな
い存在ですが、社長もすぐに折れてしまいます。とくに「IT関連コンサル」では抵抗勢
力が突如こういう形で出現します。
 そこで、事前に「実際の権力構造」「潜在的な抵抗勢力の有無」を調べておく必要が有り
ます。そして、事前にそういう存在に敬意を示し了解を取っておく事が必要です。時には
 「ミーティング」にご参加いただき、ご意見を聞きましょう。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D37

【投稿者】
投稿者 磯部 元秀 認定番号 0030072002C
会社名・団体名 株式会社シーサイドワン 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
技術者のスキルは、口先だけで測るべから

【理由】
 プロジェクトチーム編成時、協力会社の技術者を集めることから始まる。
 プロジェクトが計画通り進行しない原因のひとつに、「適切な技術者を集めることができなかった」というのが、挙げられることがある。
 立派な経歴書や取引実績を信用して簡単 な面接で採用とすると、禍根を残す原因となるときがある。技術者の採用面接の場面において、技術者が「できます」と言った ことは言葉だけで信用してはいけない。ホワイトボードや紙などを使って、どのように表現できるか、チェックする必要がある。 いざ、筆を取らせて、書かせてみると全然書けない技術者も多い。また逆のケースでもある。技術者は口下手や面接ヘタが多い ので、言葉で表現できなくても、きちんとできる人もいる。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D38

【投稿者】
投稿者 石綿 勇 認定番号 0001832001C
会社名・団体名 株式会社ジェイス 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
クライアントを育てることを忘れるべからず

【理由】
 中小企業へのIT導入はパソコンとともに会計や給与などのアプリケーションソフトの使用から始まることが多い。 インターネット、イントラネットの活用による業務展開とともに市販パッケージでまず日常業務の効率化を図るこ とを薦めることはパソコンやインターネットが急速に普及した現在でも少なくない。手書きからパソコンとプリン タによる請求書作成、BS、PLの自動作成など特に喜ばれたものであるが、しかしここで落とし穴。取引先登録、 勘定科目設定等の移行が結構、面倒な作業となる。中小企業の事務員は社長の奥方であることも多く、非常に忙しい。 そこで「先生、ちょっと手伝って」となる。いつしかコンサルタントはアルバイト学生に早や変わり。ソフト操作の 指導は「また暇なときに教えて」となる。これは結局、顧客のためにもならず、こちらにとっても非効率。心を鬼に して「先生役」に徹するべし。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D39

【投稿者】
投稿者 原 袈裟雄 認定番号 0012072001C
会社名・団体名 原経営研究事務所 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール □助言/アドバイス ■トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
困難な課題に対する顧客の即断を鵜呑みにするべからず

【理由】
 困難な課題で、多面的な検討と判断を必要とする提案を、自己の理解力の高さと、影響力の大きさを示したいがために、 「いい顔」して即断し、実行することを受諾する顧客は、要注意である。情報化を推進するためには、受け入れ易く、 喜ばしいことではあるが、概して、「安請け合い」している場合が多く、何が困難であるか良く理解していない場合が多い。
 このような場合も、相手のペースに乗りながら、課題の内容を良く理解していただくことが必要である。
   いろいろなケースを良く検討し、困難性を良く理解している人は、「安易な回答」は出さないが、そのような人のほうが信用出来、情報化を着実に推進してくれる。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D40

【投稿者】
投稿者 通堂 重則 認定番号 0036252003C
会社名・団体名 NTTコムウェア(株) 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
相手の思考を中断するような発言をするべからず

【理由】
 相手がじっと考えている時、説明者としては、沈黙に耐え切れず、つい補足説明をしたり、憶測での発言をしてしまいがちである。 しかし、それは、相手の思考をかき乱すだけでなく、考えを乱されたことに対し悪感情をいだき、相手を考えないコンサルタント との烙印まで押されてしまうことがある。それにより、大切なアドバイスであっても、受け入れられないといった事態もありうる。 したがって、相手が考え始めたときは、沈黙をおそれることなくじっと我慢し、相手が思考を終わり、考えをまとめて質問、ある いは自分の考えを発言するまで、辛くとも待つべきである。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D41

【投稿者】
投稿者 出口 優子 認定番号 0004302001C
会社名・団体名 TIS株式会社 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
企業文化を侮るべからず

【理由】
 経営戦略、情報戦略がイメージされて、いざ、実現に向けての具体策を検討する段になって、なかなか進まないということがあります。 また、結果的に強引な方向に結論付けてしまい、トップからは承認されているようでも現場では相手にされず、頓挫してしまうという 結果を招いたりします。
 その背景には、「現状を変革することに対する抵抗」があるのですが、その「現状」を築いてきた根っこの部分=企業文化の土壌を 十分に理解できていなくて、受け入れられないということに、なかなか気づかないものです。安易に「そのうち慣れます」 「世間ではこれが普通です」といった説得ではなく、その企業のベースを形成している文化を受け入れて、その上に成り立つ方策を提案する姿勢が大切です。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D42

【投稿者】
投稿者 大森 啓司 認定番号 0010142001C
会社名・団体名 有限会社 アクトコンサルタント 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
社長の想いだけでIT化を推進するべからず

【理由】
 我々ITCは企業から、「IT推進」の相談を受けることは多々あります。熱心な社長程、経営戦略や情報戦略に のっとった実施計画を立案します。しかし我々は社長の言葉だけを鵜呑みして支援してはいけません。社長の部下、 特に実際の実務を遂行するメンバーの意識を十分に配慮すべきでしょう。場合によっては、ITを推進することに よって種々のトラブルが発生することを心配し、部下はITを導入する事を目的にすり替えてしまう場合があります。 ITを推進することは経営戦略や情報戦略を実現する手段であって、推進する事が目的では決してありません。 ITCは、社長の言葉だけを鵜呑みしないで、計画が実行できるだけの背景があるか否かを客観的に判断して助言しなければいけません。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D43

【投稿者】
投稿者 河本 和行 認定番号 0009832001C
会社名・団体名 河本和行公認会計士事務所 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
コンサルタントは顧客と一緒に悩むことも怠るべからず

【理由】
 コンサルティング業務を行っていると、顧客よりも結果が先にみえてきてしまい、ついその方向にショートカット させてしまいがちになることが多いです。プロフェッショナルであれば顧客が最善の方向に進むよう助言するのは 当たり前のことですが、ITコーディネータ業務のような場合は、さまざまな意見を取り入れ、試行錯誤のうえ結果 を導くといったプロセス自体がむしろ重要である場合も多いかと考えられます。プロジェクトゆえ時間的な制約のあ ることも多いですが、ついあせって結果を先取りし、それを顧客に押し付けるのは禁物。キーとなる局面においては、 じっくり顧客と一緒に悩む作業を怠ってはならないと思います。顧客と一緒に悩み、顧客と一緒に最善の結果を導く ことこそ、コンサルタントの業務の真髄ではないかと考えます。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D44

【投稿者】
投稿者 赤萩 健仁 認定番号 0032042002A
会社名・団体名 (株)富士通総研 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
企業の成熟度を無視した構想を描くべからず

【理由】
 企業革新の企画構想を描く場合に陥りがちなのは、現場の力が強く、現状でできることに固執した内容になることや反対に、 経営トップから言われたことをやろうとするが、部門のミドルの納得が得られず、中々検討が前進せず失敗してしまうことである。 その原因として、経営トップ、ミドル、現場が、現状のレベルを無視し、最終的なあるべき姿と当面のゴールの認識にズレが生じたまま、 推進するからである。企業革新のテーマ設定にあたっては、①経営トップから求められていること(期待役割)、 ②部門としてやりたいこと(志)、③部門でできること(能力)をうまくバランスさせながら、共通のゴールを認識し、総花的でなく、 できる事から着実に推進することが重要である。小さな成功体験味わいながら、企業革新を継続的に実施することが一番の成功法である。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D45

【投稿者】
投稿者 土井 宏之 認定番号 0032792002A
会社名・団体名 SAPジャパン㈱ 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
顧客の機密情報を洩らすべからず

【理由】
 顧客はとかく他社事例を聞きたがるものである。コンサルタントも自身の経験をアピールしたり、顧客の不安を拭い去る目的で、 つい「私が以前担当していた同業の○○社さんでは、こういったことをやられていますよ」と言ってしまう。
 コンサルタントとしては、自分が提供したソリューションだから話しても当然との意識が働くのであろうが、これは明らかに以前の顧客に対し ての守秘義務違反であり、現顧客にも不信感を与えることとなりかねないため、厳に慎むべき行為である。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D46

【投稿者】
投稿者 上中 淳二 認定番号 0024942003C
会社名・団体名 イーオス21鹿児島有限会社 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
アドバイスのポイントを外すべからず

【理由】
 各種団体の専門家派遣は、私たちITCの活動をより多くの中小企業にご理解いただけるチャンスです。 その機会を印象づけるためには、1~2時間程度の限られた時間の中で、お客様の心に引っ掛かってい る何かを、適切に言い当てていくことが必要です。特に各種小規模店舗での相談を経験した中で参考と なるのは、『用意した話題の切換えで一気に心をつかむこと』であると思います。訪問前には一般論だ けでなく、お客様の店舗を想定し、5つ程度の具体的な話題をちりばめたシートを用意します。そして ランダムに話題を展開しながらお客様の反応を探ります。しかし反応が良いからといってすぐに1つの 話題に深入りしてはいけません。行きつ戻りつしながら頃合いを見計らい、もっとも反応が良かった話 題に対し、お客様の言葉を引用しながら一気に解決案へ切り込みます。お客様に「それだよ!」の言葉 とともに身を乗り出していただければ成功といえるでしょう。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D47

【投稿者】
投稿者 児玉 健治 認定番号 0003132001C
会社名・団体名   
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
プロジェクトの推進を怠るべからず

【理由】
 コンサルティングはプロジェクトである。
コンサルタントは単なる知識の切り売りや助言にとどまってはいけない。 プロジェクトを推進するという立場で、①顧客に確実に理解してもらう。②顧客が自ら行動を起こす気になってもらう。 ③メンバ全員のベクトルが合うよう考慮する。というような観点でプロジェクトの運営を心がけなければならない。 場合によっては、場の雰囲気を和らげるような事も必要である。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D48

【投稿者】
投稿者 菅谷 光浩 認定番号 0003672001C
会社名・団体名   
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
雑談を疎かにするべからず

【理由】
 顧客にインタビューをする場合、時間の制約等でこちらの聞きたい事のみにテーマを絞り込んでしまいがちです。 この場合、顧客は当方の質問には概ね答えてくれますが顧客自身が気づいていない重要な隠れた問題点の抽出はできません。 経済や商売の広範な雑談の中には顧客の現状や本質的な問題点が包含されていることがあります。雑談の中には相手の真の 姿が映される場合が多く、時間がないからといって雑談を疎かにするべきではありません。この隠れた問題点を抽出し解決 するのが顧客が求めている優れたコンサルタント(ITC)の資質であるといえます。
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D49

【投稿者】
投稿者 山本 真巳 認定番号 0025992002C
会社名・団体名   
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
客先調査では現地・現物・現場を忘れるべからず

【理由】
 客先に入って現状把握(ヒアリング中心)を行う際,声の大きい人,論理的に話す人の意見を中心に現状把握し がちになる事が多い  →
偏った現状把握になる危険性が高く,結果 洗い出した主要成功要因が客先企業の本 質的な経営課題を突いた物にならず失敗する可能性が高くなる →
現状把握の際,客先キーマンからのヒアリン グは必須の作業工程である。この際,関係者の意見を偏りなく聞く必要があるのと同時に ヒアリング後に立て た複数の仮説については 出来るだけ現地・現物・現場で確認,裏付けを取った上で主要成功要因の洗い出しに進めたい
2010.07.07
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D50

【投稿者】
投稿者 松浦 敏貴 認定番号 0026682002C
会社名・団体名 有限会社クリエイティブコンサルタントグループ 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
幹部社員に改善と改革の時間を惜しませるべからず

【理由】
 幹部社員は日常の仕事(ルーチンワーク)に追われており、不具合発生防止 や事後処理などで忙しく、改善は現場に任せがちです。改革により、予想で きない状態を生み出す責任が生じることを畏れて避けているとも考えられます。
 しかし、環境激変の時代にはクライアントが現状維持を続ける間、他社が進歩 (変革)を遂げ格差が拡大し遅れをとることになります。 「時は金なり」 Time is money. といいますが、タイミング良くスピーディに改革することが生き残る条件になり「時は金に勝る」と言えます。
 改善運動の推進役として改善や改革という仕事に時間と金を惜しまず忙しい状態になることが幹部社員の役割です。 そして、改善や改革を実行するために現場の助けを借りると言う考え方を持ってもらうことが肝心です。
2010.07.06
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D51

【投稿者】
投稿者 常山 剛 認定番号 0004252001C
会社名・団体名 株式会社インテック 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
「迷い」を悟られるべからず

【理由】
 状況判断に迷うシーンは必ずあるが、助言/アドバイスをする立場のITコーディネータがお客さまと一緒に「迷う」 のは言語同断であり、状況をより悪くするのみである。
状況判断に迷うシーンでの定石 +
  • 次善策を提案し、そのリスクをお客様と共有する。
  • 判断・回答できる期限を明確にする。
  • 判断・回答するための条件・方法を明確にする。
などを使うことで、状況は必ず進展できる。
お客さまの立場に立って考えることも求めらるITコーディネータではあるが、特に助言/アドバイスを行う場面では、プロである以上、 決して「迷い」を悟られてはならない。
2010.07.06
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D52

【投稿者】
投稿者 豊田 晴彦 認定番号 0007162001C
会社名・団体名 ⅠTブレインズ~豊田晴彦事務所~ 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
システム設計時に使い勝手を軽視するべからず

【理由】
 システムを開発し、導入するにつき、お客様もベンダーも、そして、ITコーディネータも許される時間は限られているので、 使い勝手を工夫するまでは、なかなか手が回らないものだ。また、使い勝手の良し悪しは、処理速度などと違い、客観的に計 測することができないので、軽視されがちだ。
 そこで、お客様の満足度を高めるためには、使い勝手を軽視することなく、これも重要な性能のひとつと捉えて、早い時期に自ら検討し、 また、お客様やベンダーに検討してもらう必要がある。
2010.07.06
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 D53

【投稿者】
投稿者 小松 正明 認定番号 0028222002C
会社名・団体名 株式会社CSK 
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
□訪問/メール ■助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
情報は伝わるものと思うべからず

【理由】
 ITC活動においてはさまざまな関係者によるプロジェクト活動を行うことになるが、コミュニケーション方法を明文化せず 進めがちである。明文化されていないと関係者間で「この件についてはあの人が報告してくれるだろう」などと譲り合いの精 神が発揮され、必要な情報が必要な関係者に伝わらず円滑なプロジェクト運営を阻害する要因となりうる。従ってプロジェクト の立ち上げに際し、必要となる会議体(目的、内容、主催者、参加者、日時、場所、運営方法、議事録作成者、議事録配布先)、 報告/連絡文書(目的、内容、作成者、報告/連絡先、伝達方法、報告タイミング)などの情報伝達方法を定義し文書化するこ とが望ましい。情報はコントロールしないと必要な人に伝わらないことを肝に命じたい。
2010.07.06
「コンサルティングのべからず集」
分類番号 C01

【投稿者】
投稿者 大森 俊治 認定番号 0017532002C
会社名・団体名 株式会社エスシーシー
べからずの場面
□ビジネスマナー □プレゼンテーション  
■訪問/メール □助言/アドバイス □トレーニング/研修
□提案する場合 □依頼をうける場合 □アフターフォロー

【~べからず】
重要な会話は電話で済ますべからず

【理由】
 電話連絡だけで要件を伝えることで終えてしまうのは困ります。重要な要件について電話で相手に伝えた場合、 電話が終わったらその内容をメールにまとめて相手に送信しておくことで、証拠を残すことが出来ます。 (出来れば電話の終わりに、メールで確認を送る旨、伝えるほうが良い)
 お客様とのトラブルで一番多いのが「言った/言わない」です。電話では証拠が残りません。
出来れば議事録を作ってファイルを添付するのが良いのですが、時間がなければメールの本文でも結構です。 「言った/言わない」のトラブルは、未然に防止策を講じておかなかったほうの責任です。

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