ITCAメルマガ「創新」

2013.04.09

 

日頃のITコーディネータ活動をコラム執筆で紹介してみませんか?
キーマンズネットではあなたのご応募をお待ちしております!(実践力ポイント:1掲載2ポイント)
 
<掲載媒体>
キーマンズネット 中堅中小企業
企業のIT担当を中心とした会員数33万人のIT情報サイト
 
<コーナー主旨>
中小企業のIT担当者(営業・総務・人事業務などと兼務)またはITツールを使う業務部門の担当者に対し、
その悩みや課題を解決するためのITサービスの有用性をわかりやすく紹介していくコラム型の記事。
 
<メイン読者>
約100名の中小企業勤務、年商10億円以下、総務/営業/人事/経理/広報などの部門担当で、IT担当も兼務。年齢は20代~50歳代くらいまで。ITシステムの保守・運用や導入起案を担当(兼務)しているが、そこまでITリテラシは高くない。ITツール活用が避けられない業務部門のリーダーなど。興味・関心は「マーケティング」「Webサイト構築管理」「スマホ・タブレット活用」などの営業支援から、「セキュリティ」「ネットワーク」などのシステム運用業務まで、幅広い。
 
<記事構成上のお願い>
テーマや記事内容は、リアリティのある具体的な事象が共感を得ます。
「ITの利便性を啓蒙する」という観点でITとの関連性を持たせてください。
Ex)・売上を上げるためのマーケティング手法とそれを実現するITツール紹介
 ・現場決裁など低コストで実現できるIT製品・サービスの実装方法
 
<掲載予定・掲載頻度>
週1回掲載~、1テーマにつき2~8回くらいまでの連載執筆
※原稿〆は掲載開始日の1週間前、または複数分の原稿をまとめて納品も可。
・TOPへの掲載期間は次記事が掲載するまでの約1週間。記事はサイト内にバックナンバーとして残る。
 
<運用>
1記事/1000~1500W程度、週1回掲載で最低1ヵ月間(4本or4回)のご執筆。
 
<実践力ポイント>
2ポイント取得×掲載回数(ポイント上限無し)
注意:ポイントは本人の入力になります。
◆入力項目◆
キャリア>2.ITCの知見・ノウハウの情報提供>公開された著作物・論文・寄稿・書評等の執筆
 
<応募方法>
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◆◇今までの執筆者(一部)◇◆  
松永 菜穂子氏 商品と顧客を繋ぐ立役者?倉庫・在庫管理の極意  (2013/11/29~ 連載中)
森田 欣典氏 見直そう!ネットショップ運営…基本の「き」  (2013/9/19~ 2013/10/15
佐藤 雅英氏 中小企業でも共通!?中小病院の“IT化”成功術 (2013/09/13~  2013/11/01)
神奴 圭康氏 売上UP利益改革に!成果を実現するIT活用術 (2013/09/04~2013/11/06)
冨田 さより氏 クラウドって中小企業でもホントに使えるの!? (2013/07/01~ 連載中)
中尾 克代氏 農業IT活用例に学ぶ!他業種への展開と可能性 (2013/06/10~2013/08/05)
小野 省氏 中小企業IT活用事例に見る工夫の“プラスワン” (2013/06/03~2013/06/24)
松岡 祥仁氏 スマホに続く新しいデバイス「スマートTV」とは (2012/09/03~2012/10/01)
中尾 克代氏 今、注目の“熊本県”から学ぶ中小企業のIT活用 (2012/05/28~2012/07/02)
阿部 満氏 中小企業流“ソーシャルメディア”活用術 (2012/02/27~2012/03/19)
中小企業流Webマーケティングの基礎知識 (2012/03/26~2012/04/16)
 
 
 
 ITコーディネータ協会 広報担当 山川、中村

 


 

















 

2012.12.06

 

 協会の活動と協会に来て頂いたITコーディネータの方や会員様を掲載しています。
みなさま、お気軽に協会にお越しくださいませ。(メルマガ担当)






<お問い合わせ先> メルマガ担当

 


 

2012.11.22

 

 今回は、今年の8月よりITCふくしまの理事長になられた齋藤瞳さんと我妻くるみさんに女性ITCとしての活動のお話しを伺いました。齋藤瞳さんは若いながら株式会社アイ・フォーサイトの代表であり独立系ITCとして活躍。我妻くるみさんは株式会社コンピューターシステムハウスで活躍している企業内のITCさんです。株式会社コンピューターシステムハウスは最新号の機関誌「架け橋」(第13号)でもご紹介中です。こちらでは薮内社長のお話しも記載しておりますので是非お読みください。機関誌「架け橋」はこちら

 ■ITCふくしまについて

Q,ITCふくしまとは?
齋藤 瞳氏(以下、齋藤):ITCふくしまは2005年に設立で全15名中正会員11名の会員が活動しています。福島は広いので5箇所の支部(支部:福島、郡山、会津、いわき、相双地区(相馬、双葉))に分けて活動しています。活動目的はIT経営を地元企業に認知、IT化やITCの認知度向上の普及活動や、経営者向けIT気づき研修、業務改革人材育成事業等の研修事業をやっています。2010年度にはITベンダーと地元企業のマッチング事業の中で経営者さんを対象にセミナーを開催しました。セミナーの中では支援した企業さんをお招きしてお話しして頂きました。ITCから説明するとちょっと胡散臭いですが(笑)、経営者さん側から説明して頂いた方が同じ経営者さんの心に届きやすいからです。また人材育成では、ITCを取るための研修事業、資格取得後のITCの育成(コンサルのノウハウの勉強)ITC取得する前から取得した後までフォローしています。

我妻 くるみ氏(以下、我妻):また、2ヶ月に一度例会を開催しています。例会では仕事のやり方や考え方等を先輩ITCから教えて貰っています。前の理事長(佐藤直美さん)にはかなり鍛えられました。セミナーを行う際に事前練習をしたのですが、かなりボコボコに・・。でも、そういう場がないと本番ではきちんと伝えられない。メンバーもレベルの高い人たちばかりなので、会社では教わらない事をたくさん教えてもらい、会社では出来ない経験がたくさん出来ました。そして勉強だけで終わらず必ず実践できます。ベンダーのITCの方ならITCふくしまに入ったら鍛えられるし、実践の場があります。その場が継続してあるのは必ず自分の力になります。セミナーの際に知らないうちに担当にされていたり、即興で発表を振られたりしますが(笑)


Q、理事長になられた経緯を教えてください。
齋藤ITCふくしまも7年目を迎え、前理事長から一度事業方針を見直す時期になったのではないか。これまで普及活動や研修事業を中心にやってきましたが、このままで良いのか?これからはビジネスにつながるような組織、団体としてもう一度見直そうといったお話がありました。そのような経緯の中で、独立系ITCは既に自分のお客様を持っていてビジネスとして成り立っている人が多いが、一方ベンダー系のITCは自社のビジネスとITCのビジネスが上手くマッチング出来ない。どうしてもITCとして「中立の立場」という事自体が難しいのです。その中で、私はエフイーシーという会社のベンダー系の企業内ITCでもあり、アイ・フォーサイトという会社の独立系ITCでもあります。 ベンダー系でもあり独立系でもあることか

ら選ばれたのかなと思っています。
 もう一つは、女性初の理事長ということで目立つのではないかという狙いもあったと思います(笑)
これからはITCふくしまもベンダー系ITCに任せる!君たち頑張れ!と託された感じです。
 
 
 
 ■女性ITCとして
Q,お仕事内容を教えてください。
齋藤:もともとはベンダー系の企業内ITCでしたが、会社内でコンサルティング部門のみを独立させることになり、現在はコンサルティング会社の代表として業務改革、事業計画の立案からIT導入の支援などITCの支援内容そのままをやっています。また、企業さんの財務的支援やバックアップも大切なお仕事です。中小零細の企業さんはまず目先の課題を抱えている事がとても多く、会計士さんや税理士さんではないのですが、資金調達のために事業計画書が必要な場合の支援をしています。企業さん自体の足場がきちんと固められて、次に業務改革だったりIT投資だったりステップアップできるようなコンサルティングをしています。ベンダー会社が別にあるので、IT導入から先はそちらにお願いし、私はお客様の意識改革をお手伝いしています。

我妻:私はSEとしてシステム構築の営業、導入支援などお客さまとはシステムで関わる仕事をしています。ITC取得後は、システム導入後の提案もできるようになり今より良くなればと考えながらやるようになりましたが、ITCの仕事をしているかというと全面的ではありません。ただ、自分の仕事の中でITCの知識を活かしていく。ベンダーのITCだとそういう動きになるのかなと思います。


Q、女性ITCとしての強み・弱みとは?
我妻:男性だったら・・というのは昔は結構ありました。営業に行くと出てくる担当者の方に娘っ子が来たという感じであまり話を聞いてもらえなかったりした経験がありますが、最近は担当者の方も女性が増えて来ましたし、お話しする方が女性ですと、女性視点からのきっかけが作れ、男性には話にくい事も話しやすい利点があります。また、お仕事で競合と被ると大抵女性は私だけだったりするので印象に残りやすいですね。話す口調も男の人と違うので印象に残りやすい。 後は男の人の場合はプライドが邪魔して聞けないことを女性は聞ける!というのがありますね。結構何でも聞いちゃいます。 
向うも男性に聞かれると答えないけど女性だったら、というのがあるので、そういう感覚がだんだんわかってきたんですね。「ここは聞いても大丈夫!」とか。最近、それがものすごく強みになってきたなと感じます。あと、怒られ方も違いますね(笑)

齋藤:中小企業は役職とは別に、社内の実情を把握しているのが女性が多い気がします。
私のイメージだと「コンサルタント」は上からの指示型な気がしますが、ITCは経営者と一緒に寄り添って、同じ目線でやっていくところがITCならではで、女性ってそういうのが上手いんじゃないかなと思います。やはり、女性は印象に残るし可愛がられますね。経営者さんとも話が弾み、次に訪問させてもらってもいいですか?ときっかけがつかみやすく、名刺交換しても結構覚えてもらえるところも多いです。企業内ITCをしていた時は会社からも上手く使われていたんじゃないかなと思います(笑)

我妻:それはありますね(笑)


Q、社長になられたきっかけは?
齋藤:福島県にも専門家派遣事業があります。ただ、専門家として登録してもベンダーとしてユーザー先に行ってはいけませんよという注文がありました。それであればエフイーシー(ベンダー)の中からコンサル部門を独立させて、ベンダーと一線を引いたひとつのコンサルティング会社として事業をしようという話になりました。その中で、元々エフイーシーというベンダーの中でITコーディネータの資格を持っているのは私一人だったこと。中小企業の代表や経営幹部の方に、IT面だけでなく経営面でのアドバイスをするためには、自らも経営者の立場にならないと対等に話ができませんし、経営者の悩みや苦労といった面が分からないこと。この2点を理由に自ら立候補しました。また、ベンダーも中長期の視点でコンサルティングをやっていかないと将来のビジネスに繋がっていかないという意図もあります。(期待もあるし)しっかり結果を出していかないと!

Q、プライベートな部分はいかがですか?
齋藤:経営者さんを対象に伺うことが多いので、遅い時間が多かったりします。また、研修をやる際はどうしても土日。独身のときはそんなの関係なく「はい!いきます!」とフットワークが軽かったのですが、結婚するとそういうのがなかなか難しい。家族、会社の理解を得ながらやっていくしかないと思っています。

我妻:私は実家の近くで一人暮らしをしています。ここ最近休みがなく、帰りも遅いですし、出張も多く私の家族が普通に生活を送っている時間帯に私はほとんどいません。そうなると生活のリズムが合わないので、生活を分けている状態です。一人なのでやることはやらないといけないですから、土日は主婦をしているというケースが多いです。
でも、仕事が忙しくなるとそこは後回しになるので反省すべき所かなと思っています。休みの日は趣味に走っていますが、仕事もして家事もして女性は大変ですよね。この点は男性良いですよね。私も嫁が欲しいです(笑)

齋藤:結婚前は「俺が家事をやるよ!」と言っていたのに、結婚したら「何で朝ご飯ないの?」ですし。ちょっと家庭内の改革も進めながらやらないとダメですね(苦笑)。
 
今後の展望

Q,ITCふくしまとして
我妻:折角ITCを取得したので、ITC同士の情報共有、ギブ&テイクをしながらさらに成長していきたいですね。ITCふくしまに情報産業協会(以下、情産協)内の各ベンダーITCが集まって、ユーザーとベンダーの橋渡しが出来るようなモデルを作りたいなという構想があります。お互いベンダーという立場でどういった方向性があるのかということを考えて、情産協が受け皿になってもらえると、ベンダー間の中立性も保たれるのではないかと思っています。そして、ITCふくしまから情産協に、そして県内のベンダーさんにお仕事を流せるようになれば地域の発展にもつながるのはないかなと考えています。県内のベンダーは大手の外注が多いので、景気が悪くなると真っ先に仕事がなくなってくる。

そうすると今までそれが潤沢にあった企業さんが自分達で開発して仕事がしたいとなっても、自ら仕事を取りに行くのは難しい。そういったことも考えながら出来ると良いなとも思っています。ITCふくしまや情産協と協力しながら、そういった仕組みを少しずつ作りたいと思っています。そこで、理事長に頑張っていただくわけです(笑)。私はサポートで。

齋藤:ITCふくしまとしてビジネス志向部分をどんどん追及して、会員のみなさんのビジネスに繋がるような組織をこれからも続けていきたい。『ITCふくしま』、『情産協』というそれぞれの形があり横の繋がりが出来ておりません。今までも頑張っていたのですがなかなか上手くいかない。ですが、今回、私と我妻さんのタッグが出来たので上手く女性としての強みを生かしながら県内のITCさんやベンダーさんとの繋がりをもっと強くしていきたいです。そうすることによってITCのビジネスにも繋がるし、ベンダーさんや地域のビジネスにも繋がっていくのかなと思っています。


Q,ITコーディネータの女子会ってどうでしょう?
我妻:あれば参加したいですね!他の地域にどういう方がいるのか会ってみたいです!

齋藤:3、4年前に12名で東北のIT女性の会を作ったことがありまして、ベンダーさん関係なく女性に会ったら手当たり次第「入ってみない?」と誘って集まった会だったんです。同じような仕事をしていても話す内容とか視点も全然違っていて、私の尊敬する先輩がいらっしゃったんですが、その方の話を聞くだけでも参考になりましたし、生き方や私生活のお話しや、仕事と両立の方法等の裏側のお話も出来きました。男性中心の異業種交流会だとそういう話までなかなか出来ないので、女性だけっていいなぁと思います!その女性会も、異動だったり結婚、出産だったりで消滅してしまいましたが、できればまたやりたいと思っています。また、私も他の地域の女性ITCの方にも会ってみたいです!



齋藤さん、我妻さんありがとうございました!

 


※※編集長のプチ日記※※※

今回の取材は郡山。上野から新幹線で1時間半!近いですねー!
取材の後は、齋藤さん、我妻さん、コンピューターシステムハウスさんの薮内社長、編集長田口、副編集長中村、相談役山川で晩御飯をご一緒させて頂きました。楽しいお話と美味しいお酒でとても盛り上がりました!実は事前に我妻さんから薮内社長は「パワフルおじさん」と伺っていましたが、予想以上でした(爆)。地元活性化のために福島県内で○ャ○○○をやるっていうと1000万出資してくれるそうですよ(汗

 今年のコンピューターシステムハウスさんの忘年会はコスプレ祭だそうです。我妻さんはベルばらのオスカル。すごく似合いそう!いただいたお土産、毎日使っております(メモ帳とマウスパット)。ありがとうございます。

今回が初めての取材だった副編集長もとても頑張りました。次回からさらに期待です!
2012.08.08

おめでとうシリーズ特別企画!届出組織にお邪魔してきました!! (2012/6/28)

ITC沖縄・・2002/4/1設立
勉強会志向の届出組織、会員数27
http://www.itc-okinawa.com/

●届出組織(ITC沖縄)のはじまりを教えてください

 ITC沖縄はITC制度資格維持のポイントを取るために、コミュニティを作って勉強をしましょうということで5人から始まりました。公共事業入札条件でITC資格が必要という話もあり設立後数年は順調に会員数が増えていきましたが、2006年、2007年ごろより企業所属のITC離れが始まりました。この時期は企業からするとITCのメリットが見いだせなくなったようです。
 沖縄は他の地域と違い、周囲を海に囲まれているため他県との行き来も無く完全にひとつの県でひとつのIT経営応援隊でした。
 IT経営応援隊事業の委託先は沖縄県情報産業協会だったのですが、企画立案や事業を遂行するメンバーはITC沖縄のメンバーが中心でした。ITC沖縄は任意団体なので事業の受託はできないし、その当時は資金調達をしてまで自ら事業を受託したいという考え方もありませんでしたので、沖縄県情報産業協会を通して活動をさせていただいていました。ただ、沖縄県情報産業協会を通して、公社だけでなく、沖縄総合事務局とのつながりもできました。
 

ITC沖縄 前代表理事 西平 点様
現在はITC沖縄理事兼一般社団法人
ITCビジョン琉球の代表理事

 
●設立当初(IT経営応援隊時代)から現在のITC沖縄の活動について教えてください

 沖縄はIT立県を目指していますので、設立当初から公社や情報産業協会等の支援機関とも密着な関わりをもって応援隊事業を中心に活動してきました。
 沖縄は”島“なので他の地域と比べて不利なところがあるのです。他の地域では1つの都道府県ではなく隣接した地域でのマーケットがありますが、沖縄はどうしても海を渡らないといけません。地域関係なしに経済活動できるのはITなのです。
 沖縄は2000年から県として情報産業に力を入れてきた結果、情報産業に関係する企業も雇用も増えました。今は、より高度な人材の育成に力を入れており、その一つとしてITC取得を進めています。もともとは公共事業の入札のためのITC取得が、ITCを活用した人材育成に変わってきたのです。
 このように変わってきたのは、ITCが沖縄県情報産業協会と係り、公的機関に所属し活動していたことも多く、それらを見てもらってきたことが大きいと思います。

 
●ビジネス志向の届出組織「一般社団法人ビジョン琉球」の設立経緯とITC沖縄の強みはなんでしょう

 応援隊事業の活動は、中小企業の支援に必要で大事なことであり、中小企業との接点としてITCの自分達が自ら進んでやっていくことではありますが、支援事業なのでなかなかビジネスにはなりません。
ITCとしてビジネスをする必要性を強く感じ、対企業、支援機関から直接仕事が取れるようにするためにビジネス志向の法人団体(一般社団法人ITCビジョン琉球)を作りました。将来独立したい人や、企業を退職した人たちの受け皿としても使いたいというのも目的です。
 ITC沖縄にはベンダー出身のITCが多く所属しています。ITベンダーで培った経験を生かせるのはITCだけ。新技術、新言語だと若い人が優位ですが、ITCは経験を積み重ねた分だけスキルになっていくのです。


一般社団法人ITCビジョン琉球
ビジネス志向の届出組織
http://www.itcvq.org/

 
●4月から新ケース研修になりました、何か変化が感じられますか

 以前のケース研修では、社内において社員の管理能力(管理者としてのスキル)の判断材料としてITC資格が使われていましたが、今年から受講側の企業スタンスが変わりました。今までの受講料(50万)では企業の部長クラス以上がメインの受講者でしたが、受講料が安くなったことにより受講者の範囲を広げられるようになってきました。今までなかなかITC受講者を出してくれなかった企業さんも営業研修などにITC制度を取り入れ社員のスキルアップとして活用してみようとスタンスになってきたように感じます。
 沖縄の場合、県がIT人材育成の支援事業を強化していますので、私たちの考えも、支援事業による県内IT人材育成を活用しようと思っています。
 県の高度人材育成のスタンスはITCのスタンスと合致していると感じます。企画、開発から導入、運用までの全工程をマネッジメントする上流工程で仕事ができる付加価値の高いIT人材の強化を目的とした講座を要望されていますが、まさにITCプロセスガイドラインがうってつけなのです。
 これまでは技術者を育てる講座(JAVAやアンドロイド等)が多かったのですが、上流工程のできる人材を育てていかないと今後沖縄県がITで発展していくことはできないというのは県も意識しています。そこに対してアプローチしていくにもITCは最適です。また、今年は一括交付金のおかげで補助(iTAP)が出るのでケース研修にも補助の付くことが決まりました。
 ITCビジョン琉球がビジネスの機能をアップできるチャンスが来ているので、ITC沖縄とうまく連動させることができれば活性化できると思います。

 

●県内外の支援機関、ITCやITC届出組織とのつながりは

 ITCは設立の当初から、沖縄県情報産業協会をはじめ、沖縄県産業振興公社、内閣府沖縄総合事務局など、さまざまな支援機関との連携や応援隊事業など国の事業をとともに歩んできました。これからも基本的な形は変わらず、多くの支援機関とともに県内の中小企業支援を進めていきます。
 先に触れた一括交付金の目的は、沖縄県民が沖縄のために予算を使ってなにかやるというもの。一過性のものではなく後世に残していく事業に役立てなくてはなりません。そういう意味で沖縄県自体が今年は勝負の年になっています。ITC沖縄としてもこれまで以上に情報産業の推進役として役立っていきたいと思っています。
 ITC沖縄のメンバーには沖縄の主要IT企業の管理職が参加しており、いろいろな情報共有もできています。おかげさまで第2期のケース研修もすでに8名の参加が確定していますおり、(6月末現在)支援事業や沖縄県の情報産業推進の意識が高まるとともに、さらに増える見込みです。
 また、公的機関だけでなく県外のITC届出組織とのつながりも大事にしています。ITC栗原さんをはじめ、ITC中部の矢口さんやITC-Labo.の川端さんは良く沖縄に来ていただいています、沖縄がお好きなのでしょうね(笑)観光立県として沖縄に来ていただくことは大歓迎です。公社の事業やITCの活動支援ではITC栗原さんと繋がりを持っております、おかげで明日のITC沖縄10周年記念シンポジウムにも基調講演をお願いできました。

 

●ITC沖縄さんのように多くの支援機関やITCとの連携は他の届出組織から見ても理想だと思います。どうしたらこのような繋がりが作れるのでしょうか
 支援機関の中にITCがいるのかいないのかでも違いはあると思います。
 連携のきっかけは、IT経営をうたったITC資格が出来たときに、当時、公社職員のITCであった兼次さんの働き掛けで公社のIT活用経営戦略支援事業の前身の事業である情報化モデル事業が立ちあがりました。同じ方向性を持ったもの同士連携がはじまり、その関係をキープしてきました。そのうちにIT経営応援隊事業が始まり、情報産業協会からのお話がITC沖縄に来ました。
 公社や中小企業支援センターのサブマネジャなどの専門家対する能力基準に会計士や中小企業診断士と並んでITCが含まれており、何人かのITCが専門家として公社に採用されてきました。こんな感じで広がっていったわけですが、大事なことは先輩ITC達がそれらの機関と連携を続けていく努力をしてきたことですね。支援機関からの要請に応えられるメンバーがいたことも大きいと思います。
 
●ITCビジネスと共存とは

 ITCはコンサルタントなので一人でも仕事が出来なくはないはずです。ただ、ITC沖縄の独立系ITCの場合、それぞれの役割や得意分野が違うので保管し合う方が強いようです。また独立系のITC自体があまり増えていないことが幸いしているのかもしれませんが、かえって一緒にやったほうが効率的だねという話になっていて、うまくまとまっています。
 ITC沖縄のメンバーはずっと地元でやってきた人たちが多く、何よりも沖縄のことをわかっています。だから無茶な動きもしません。仕事があれば、ITC沖縄・ITCビジョン琉球内で分担した方が効率的なのです。

 

●これからのITC沖縄についてお聞かせください

 ITC沖縄・ITCビジョン琉球の体制は整っているので、それをしっかりビジネス・人材育成を軸として回していきたいです。また、ITCビジョン琉球の方をきちんと稼げる組織にすること、それと並行してITCの認知度、必要性を高めていくこと、支援機関との連携も更に強めていくことが大事だと思っています。
 支援機関内のITCの方も任期満了や退職されたりして、少なくなってきています。もっと支援機関との繋がりを強くして、県内の中小企業支援に取り組んでいきたいですね。そうすればITCビジョン琉球が稼げるITCの組織になるでしょうし、そうなればITCを取ろうと考える人も増えてくるでしょう。
 実践をやって、そのノウハウをITC沖縄に提供する。ITC沖縄のメンバーもそのノウハウを学ぶことによって自らの営業活動に生かせると思うのです。そういう実践活動を学べる場がITC沖縄、という感じでうまく回して活用できればと考えています。
 また、今年度からITCケース研修を受講しやすくなる環境が整います。現在、県内のITCは約50名となっていますが、この機会を活かしてITCを100名規模に増やしたいと考えています。それにより、県内ITベンダーのレベル向上が望めるだけでなく、ユーザ企業のITCも増えることにより、企業のIT利活用力、経営力も向上し、結果的には沖縄の企業全体が潤うことになるのではと考えています。

 

●ITC沖縄内部の変化、世代交代などはいかがですか

 今、中心となっている世代は60代ですが、もっと若手ITCを育てようと考えています。
 沖縄のIT業界のメインはNECさんや富士通さん等の県外発の企業だったのですが、最近は地元企業で21世紀沖縄を掲げるOCCさんに変わってきました。ITC沖縄の代表理事であるOCC出身の下地さんの働き掛けがあり、OCCさんが会社をあげてITC取得に動いてくれたおかげで若い世代が増えてきました。去年のケース研修の受講者も30代が中心です。今年は受けやすくなったことも手伝ってさらに若い人が増えていきそうです。
 ITCビジョン琉球とITC沖縄も、その様な若い世代が入会することにより組織も活性化していくと思います。

 

最後に、他の地域に負けない沖縄の良さを聞かせてください

 地元愛は沖縄が一番!それがみんなの根底にあります。OCCさんが中心になり始めたのも地元愛からきているからだと思います。ITCが一番活躍できるのは地元なのです。
 地元の小さい企業は大手のような情報部門、専門家を社内に置くだけの余裕はありません。そこを支えられるのはITCだけなのです。
 本当は県外に出て行った方が儲かるのかも知れないけれど、地元のために頑張るんだ!とやっている企業さんっていいですよね。
 多分、そういうITベンダーやユーザー企業さんの中に良いITCが生まれてくるのかもしれないですね。

 
・・番外編♪・・・
◆OCC様訪問しました! (2012/6/28)

沖縄を代表するIT企業、株式会社OCC様に播磨会長が表敬訪問しました。OCCさんは沖縄21世紀ビジョンの実現のために次世代のITプロフェッショナル育成のひとつとしてITC取得に力を入れていただいております。
新しくなったケース研修の流れをご説明してまいりました。
幸田常務、吉田取締役、新里部長、ありがとうございました!

9月から始まる2期のケース研修にはOCC様からは7名参加の予定です!今後ともよろしくお願い致します。
 

株式会社オーシーシー
http://www.occ.co.jp/

 左より取締役 IT開発本部長 吉田様
常務取締役 幸田様、
営業統括本部 経営戦略部 部長 新里様

◆ITC沖縄創立10周年記念 IT経営シンポジウムに参加しました (2012/6/29)

ITC沖縄主催の「ITC沖縄創立10周年記念 IT経営シンポジウム」に参加しました!
この日のプログラムはこんな感じでした!
 

主催者挨拶 :ITC沖縄 代表 下地 丈治様
来賓挨拶 :内閣府 沖縄総合事務局 経済産業部 地域経済課
  情報政策専門官 濱川 均
祝辞 :ITコーディネータ協会 会長 播磨 崇
感謝状贈呈 :栗原 元教 様
基調講演 :ICT経営パートナーズ協会会長  関 隆明 様
特別講演  :協和会計情報開発㈱ 代表取締役社長 栗原 元教 様
  パネルディスカッション

参加者の方は殆どの方がかりゆしウェアを着用しておりとても涼しそうでした。
当日は100名近くが来場する程の大盛況であり、シンポジウムの後は三次会まであったようです(facebookより)。
播磨会長は2次会まで参加しておりました。

10.jpg

 


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これ、とても涼しいのです!
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http://www.kariyushi-okinawa.com

 
kariyushi.jpg
2010.05.06
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2019/01/25
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2017/12/22
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2017/11/21
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2017/10/27
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