事例一覧

事例一覧
事例番号 事例企業名 所在地 事例の概要
売上高
従業員数
資本金
事例の主要局面
キーワード
01 (株)高知豊中技研


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高知県南国市 「情報を活用した経営革新」

ガス関連機器の製造メーカーである高知豊中技研では、製造にあたって各製品ごとの部品をセレクトするのに多大な間接工数が必要だった。情報システムの構築を決断し、業務の特殊性や将来性を考えて、あえて業者に外注せず社内での開発の道を選択した。スタート時には購入したソフトを使える人材さえいなかったが、それから、今日までの歩みはまさに手作り感覚。今後はその達成感とノウハウを強味に、システムのさらなるパワーアップを目指す。
4億円
44名
5000万円
経営革新
ガス関連機器製造
業務データの利用
社内開発
02 (株)タマル


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香川県高松市 「当社における情報化への取組み 過去~現在~未来」

アメリカのアマゾンドットコムが著しく業績を伸ばしているのは、顧客ごとのデータベースを活用し、その人向けの情報を発信している強味が大きいことが勝因となっている。
我が国でもさまざまな業界で情報化を駆使した新業態が生まれているが、香川県内でレコードショップを展開している(株)タマルも注目されている企業のひとつである。顧客の嗜好が年代、ライフスタイルなどにより多様化している商品であるが、情報システムを活用し、顧客へのアプローチ、顧客の選別化などを実現した効率的な経営を行っている。
不明
75名(1997年4月)
1000万円
戦略立案
レコード業界
1to1マーケティング
POSシステム
03 (株)喜多屋


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福岡県八女市 「情報を活用した業務革新」

江戸文政年間から酒造業を営む老舗・喜多屋の7代目として創業以来の経営理念や品質に対するこだわりは大切に継承しつつ、経営においては情報化という新しい風を吹き込んでいるのが木下社長である。酒造りは伝統のある世界だけに、蔵の中に今も残る習慣や受け継がれてきたやり方が根を張っている部分が少なくない。一見、システム化とマッチしないようなイメージのある独特の業界において、どのような情報化を進めてこられたのか、興味がわき上がる。
18億500万円
(1999年6月)
61名
2000万円
業務革新
酒造業
在庫管理
バーコード
04 極東産機(株) 兵庫県龍野市 「情報を活用した業務革新」

極東産機は、畳・襖・内装機器などの産業機械と、その情報システムを合わせて製造販売している。
コンピュータと関わりの深い事業を展開し続けてきた頃安氏は、柔らかな発想で関連業界や地域の活性化のリーダー役を担っている。20年近くに渡る氏のコンピュータとのかかわりと、情報化投資の具体的な事例を話していただいた。
94億397万円
(1997年9月)
320名
4億1500万円
業務革新
自動化機器製造
職人芸の自動化
生産管理
05 山本精工(株)


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京都府城陽市 「経営効率改善の為の情報化取り組みについて」

厳しい経営環境にあえぐ日本の産業の代表例ともされる製造業。利益率の低下にあえぐ上に、3Kと言われる労働環境、従業員の高齢化もあり、将来性を憂える声も少なくない。しかし、そんな状況にITを武器に革命を起こした人物がいる。山本昌作氏である。家業である鉄工所、山本精工において情報化を進めてきたきっかけと道のりは大変興味深い。
不明
26名
1200万円
経営効率改善
アルミ素材加工
少量多品種生産
知的作業と
  ルーティン作業の区別
06 (株)ダン


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大阪府大阪市 「情報を活用した業務革新」

靴下の卸し・製造業の(株)ダンは、全国に専門店「靴下屋」を展開し、靴下の中でも伸び率の高いレディース物を扱い成長を遂げている。製造メーカーから、164のフランチャイズ店や58の直営店(53店舗は百貨店)、84の一般店までを全てネットワーク化し、発注から納品、オーダーシステムまで新しい体制を築いている。システム導入によりこの新生ダンを育ててきた丸川常務に現在までの経緯、特長などを伺った。
73億円
(2000年2月:本部)
91名
1億4700万円
業務革新
靴下専門店
顧客中心主義経営
SCM
07 アラコ(株)


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愛知県豊田市 「経営管理(会計)システム構築事例
      -経営判断へのタイムリーな情報提供を目指して」

長年、情報システム部門に携わってきた本氏に、企業の命題として与えられたのが経営管理システムの構築である。資本や売上のほとんどをトヨタ自動車が有する独特の企業形態であり、けして進めやすい環境ではない中で、情報システムの真の意義を問うような真摯な取り組みで、見事2年間のスケジュールを完遂させた。大きな仕事を成し終えた感想も交えて、奮戦の流れを語っていただいた。
3239億4400万円
(2000年度)
5047名(2001年3月)
31億8800万円
経営革新
車両及び部品製造
会計制度のレベルアップ
パッケージ利用
08 東北リコー(株)


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宮城県柴田町 「IT/Sを利用した間接部門の生産性向上」

長引く不況の時代は、見方を変えれば企業の本質が問われる淘汰の時代でもある。経営におけるクオリティの高い企業は、生存し、発展していくのは当然の論理。ここにもその好例となる企業がある。東北リコー(株)。時代の流れに迅速に対応、低コスト体質づくりに取り組み、その大きなベースとしてIT/S活用を推進してきた。その効果は売上高推移のデータが如実に物語る。売上低迷に苦しむ企業が多い時代においても、確実な伸びを示している。2000年3月15日、東証2部に上場を果たしたばかり。21世紀に向けてますます発展が期待される。
754億7700万円
(2000年度)
1419名(2001年3月)
22億7200万円
間接部門生産性向上
事務機器製造・販売
間接部門の生産性向上
事業計画策定業務の変革
09 田中精密工業(株)


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富山県富山市 「ビジネススピード向上による体質改善事例」

富山県内の本社及び工場を中心に国内外で自動車関連製造事業を展開する田中精密工業(株)は、厳しい競争市場、淘汰の時代において、ネットワーク構築を進めることにより、体質改善を図り経営力を強化することに成功し、店頭公開を射程距離におく元気な企業である。その成功のコツは、小さく産んで大きく育てること。自分の尺度にあったシステムづくりを時代の流れに対処しながら進めてきた今日までのストーリーとは・・・。
167億7700万円
(1998年度)
705名(2001年3月)
5億円(2001年)
体質改善
自動車部品製造
間接部門の生産性向上
経営のスピードアップ
10 (株)レンタルの
ニッケン



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東京都千代田区 「情報を活用した業務革新」

レンタルのニッケン、といえば業界屈指の全国ブランド。レンタルの取り扱い商品はおよそ2000アイテム、100万点という規模になり、それに係る業務はかなり繁雑であることが想像できる。今日お招きした講師役の取締役・鈴木氏は「鴎 長太郎(カモメ チョウタロウ)」と自己紹介をされた。それが仕事の場面における氏のビジネスネームだとか。全社員がこうしたビジネスネームを持つという、なかなかクリエイティブな企業経営に取り組まれているようだ。この企業が情報化をどのように使いこなしているのか興味深い。
555億円(2001年6月)
1526名(2001年)
12億2512万円
業務革新
建設機械レンタル
レンタル機械管理
経営のスピードアップ
11 矢橋林業(株)


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岐阜県大垣市 「矢橋グループイントラネット構築事例
  /グループ全体の情報提供および情報共有を目指して」

矢橋グループは、従業員数など規模的には中小企業の範疇だが、手がけている事業の数の多さから見れば大企業並みといえる。異なる事業を柱とする3グループに加えて海外に子会社も有し、繁雑さが増すばかりであった経営環境を改革したのがイントラネットであった。自らが、習うより慣れろ、でパソコンを使いこなすようになった矢橋社長は、社員にも何とかパソコンを使う機会が増えるように、とISO取得にも取り組んだ。こうして社員の志気が高揚し、全体の活力が向上したひとつの事例を見てみよう。
95億円(1998年4月)
200名
4500万円
経営革新
建設、建設材料製造・販売
トップダウンでの情報化
イントラネット構築
12 (株)ユニオン 大阪府大阪市 「情報を活用した業務革新」

バブル経済崩壊後の不況の中でも、ことに苦しんでいるのが建設業界だ。ドアハンドルメーカーとして圧倒的なシェアを誇るユニオンも、バブル期に210億あった売上が今では150億を割る現状にある。しかし、それほど売上が落ちても経常利益の割合は4.7~4.8%くらいをキープ、立野社長自らが自負する評価の高い数字である。そのカギはやはり情報の活用にあった。
130億1600万円
(2001年3月)
175名
4億4800万円
業務革新
ドアハンドル製造
インターネット販売
リアルタイム在庫
13 ダイカ(株)


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北海道札幌市 「当社のC&L戦略」

資本金36億円、従業員数約1200名、売上高約1300億円強。北海道・札幌に本社を位置するダイカ(株)は、全国各地に営業拠点を有する卸売業者である。扱う商品は細々した日用品や衛生用品など。業界に先駆けて、戦略化を推進してきた大氏は、先進的感覚に優れた経営者である。
1564億8700万円
(2001年7月)
1284名(2001年8月)
38億653万円
戦略立案
日用品卸売
原価率コード
リアルタイム在庫
15 東京鋼鐵工業(株)


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東京都北区 「CSOによる我が社の情報化戦略」

現在42歳の若い経営者である田辺氏は、かつて大学卒業後入社したばかりの時から会社の問題点を把握し、解決に取り組んできた。そのツールがコンピュータだ。自社の営業マンが「自社の在庫表は当てにならない」と言う会社をどのように変えてきたのか。
45億円
130名
1億2768万円
戦略立案
オフィス家具製造
在庫管理
在宅勤務
16 (株)山田農園


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広島県広島市 「サイバーモールの構築事例と情報化への取り組み」

グループウェアやワークフローなどの導入により社内の情報化の推進役を担ってきた定木氏が、時代に即したビジネスの形として始めたのが、WEB上のショッピングモール「楽市らくじゃん」である。始める前と実際に始めてからと、変更、改良した部分も多く、苦労は多いが、着実に育っているようだ。
不明
34名(2001年)
4000万円(2001年)
戦略立案
園芸植物輸出入
園芸モール実証実験
CRM
ショッピングモール
17 住友電装(株) 三重県四日市市 「戦略的情報化投資への決断 我が社のあゆみと課題」

激変する産業構造の中でも、自動車業界の変化は目覚ましい。グローバリゼーションの波が容赦なく襲い、自動車メーカー各社はたくさんの課題に懸命に取り組んでいる。そしてまた、共存共栄してきた部品メーカーも同様の環境のもと、自動車メーカーからの厳しい要求にいかに対応できるかが生き残れるかどうかの分岐点となっているのである。たくさんの苦しい課題を抱えながら戦略的な情報化投資に取り組み、売上増加にまで効果を結びつけた住友電装の事例に学ぶことは多い。
1953億円(1999年3月)
4590名(2001年9月)
50億3400万円
(2001年9月)
戦略立案
自動車部品製造
生産の柔軟性
設計リードタイム短縮
18 太洋産業(株)


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岩手県大船渡市 「情報を活用した業務革新」

銀行畑から食品製造の財務及びコンピュータシステム担当へ、数字のプロとして業績を築いてきた内藤氏。SAPのR/3を導入し、製造業に伴う材料入荷から原価計算、出庫までをシステム化する業務革新により、即時性を高め、コストを大幅に削減することに成功した。その手腕を語っていただく。
不明
875名
2億7500万円
業務革新
食品製造
製造原価計算の即時化
ERPパッケージ
19 金井度量衡(株) 新潟県新潟市 「情報ネットワークを活用した業務革新」

ハカリなどの計測機器を販売する企業、金井度量衡(株)は、新潟県内ではいち早くIT化への取り組みを図ってきた。コンピュータにおいてはマニアだと自称する同社取締役の金井氏が、情報化への取り組みの歩みを語る。数々の課題も次へのステップに活かして、使いやすい自社仕様を実現しつつある情報化戦略は興味深い。
19億5000万円
37名
3000万円
業務革新
計測機器販売
社員コンピュータ
  能力アップ
情報伝達のスピードアップ
20 (有)函館カネニ


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北海道函館市 「ネットショッピングはこれからだ」

インターネットを利用して販路拡大を実践しているが、『商品を売る前に心を売る』という心情を持つ藤田社長にまだまだ未知数の可能性を持つネットビジネスについて伺った。
不明
不明
不明
戦略立案
海産物加工・販売
荷物問合せ
ショッピングモール
22 新妻精機(株)/
(株)ニイヅマックス



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東京都大田区 「情報の活用と業務の改革」

日本の製造技術が集約していると言われる東京都大田区。新妻精機㈱はその中でも、大田区を代表する試作の企業として、かなり早くからITに取り組んできたことで知られる。頑固な職人による技術が、売り物のイメージが強い中小企業において、IT化はどのように進み、どのような成果をあげているのか。日本産業界のひとつの縮図のごとく、新妻精機㈱における実例を見てみたい。
不明
48名
1000万円
業務革新
試作部品加工
受託型の加工業
品質保証体制の確立
23 池内タオル(株)


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愛媛県今治市 「愛媛県内の中小企業における情報化戦略」

発注から納品までの時間を短縮する方法として、生産工程に関わる企業同士の情報共有を図って成功したのがQRである。今日でいうSCMと相違ない。日本屈指のタオルの生産地、今治における業界のIT担当者として池内社長が取り組んできたQRのドラマには、IT革命によってあらゆる業界に起きている従来の流れから新しい流れへの潮流が渦巻いている。
8億4000万円
(1998年度)
32名
1000万円
戦略立案
タオル製造業
製造リードタイムの短縮
バーチャルファクトリ
24 太洋工業(株)


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和歌山県和歌山市 「地場産業を近代化した!」

  繊維業界の中で布に色や模様を染める捺染は、和歌山の地場産業として知られている。しかし、時代の波は容赦なくこの業界に関わる企業を揺るがせた。そのうちの一社、太洋工業は、これまで培った捺染用彫刻製版の技術を活かしてプリント基板設計・製造事業に転換を図った。そして、努力を重ねて、現在ではフレキシブル基板製作、及び基板の検査機の開発・製造メーカーに発展を遂げている。父の会社を受け継ぐ細江専務の若いパワーが、事業転換に成功したといえよう。
不明
219名
2億4452万円
戦略立案
プリント基板製造
短納期生産
業種転換
25 (株)喜多屋 福岡県八女市 「情報を活用した業務革新」

  規制緩和が進み新しい価値観が生まれる時代の風を読み取り、IT化の重要性を認識していた木下氏。この若き経営者は、戦略的情報活用の原理ともいえるトップ主導型を遂行し見事に業務改革を推進している。正の字で出荷数を計算していたレベルから端末によるスキャンなど、一新したシステムとその効果を伺ってみた。
18億500万円
(1999年6月)
61名
2000万円
業務革新
酒造業
在庫管理
バーコード
26 (株)ニュヒーロー


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沖縄県浦添市 「IT時代における企業戦略と経営者の役割」

  沖縄ではお馴染みのヒーローモータース。城間社長は20代で会社を設立し、今日まで一貫して自動車整備、中古車販売の事業を手がけている。県内ではいち早く自社の情報化とともに、インターネットオークションに参加して中古車の買い付け、販売を行っている。車の状態をいかにチェックするかという点で中古車販売はむずかしい。そこで城間社長が見出した方法とは?
3億2800万円
(1999年度)
22名
2150万円
戦略立案
自動車整備
中古車販売
インターネットオークション
27 (株)カナジュウ・
コーポレーション



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神奈川県横浜市 「経営革新にITをこう生かす
      /ナレジマネジメントシステム構築事例」

カナジュウコーポレーションは、LPガス販売、厨房給湯機器・冷暖房機器販売、ガス配管工事などの事業をDyneCS(ダイネックス)という基幹システムで行っている。創業が1963年という歴史のある企業において、手書きや紙を使ったアナログの業務体制から、革命のごとくデジタル化が進められた。その経緯、効果などを牧野社長に語っていただいた。
不明
51名
8000万円
経営革新
LPG販売・配管工事
冷暖房設備販売
CRM
28 (有)お茶の
亀屋翠松園
香川県高松市 「e加減な中堅企業」

  IT、ITと言葉ばかり先行しがちな感がある中小企業経営者も少なくないが、自分がコツコツやってきたことが実は今でいうIT化の一環であったのだという人もいる。まだコンピュータなど一般にはほとんど普及していなかった時代から独学で取り組んできた尾碕氏もそんな一人だ。コンピュータ歴20年の氏の、今日までのコンピュータ活用のプロセスと理念を伺った。
不明
14名
800万円
戦略立案
お茶販売
データベース化
商品データベース
29 (有)アベニュー 北海道北見市 「地域における情報化の事例と可能性」

  ビル・ゲイツ氏と同じくらいの年月を、コンピュータと共に過ごしてきたという安部氏は、30代になってすぐの頃に、東京でソフトウエア関連のベンチャー企業を立ち上げ、現在は地元北海道で事業を展開している。インターネットにより「自宅から世界が見える」と説く氏の、フレキシブルな構想は広がるばかりのようだ。
不明
8名
4000万円
戦略立案
ソフトハウス
インターネット販売
ポータルサイト
30 北海道地図(株)


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北海道旭川市 「情報革命時代の地図づくり~地図屋から空間情報ソリューションへ」

  紙媒体の地図から電子媒体の地図への変化は、地図にさまざまな情報を付加することになった。北海道地図、という社名から連想する範囲にとどまらず幅広く、業界において屈指の地位を築いている同社は、IT革命の中でも注目されている地理情報システム(GIS)の担い手として大きな使命を果たしつつある。もはや地図屋にとどまらず、空間情報ソリューション企業と名乗る同社の事業を紹介していただいた。
不明
270名(2001年4月)
7000万円
戦略立案
地図調製・印刷・出版
地図の電子化
GIS
31 サンプラス(株)


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島根県出雲市 「私はこうして不況打開をIT導入で業務改善した」

  バブル崩壊で業績が著しく悪化して苦しんでいる企業、経営者は少なくない。サンプラス(株)も然りであった。しかし、海田社長は、このどん底の中で大幅な業務改善を行い、IT導入の経費を絞り出すことを決意した。この英断と努力は、社員の意識とレベルの向上、ひいては利益向上という成果となってあらわれてきている。 
20億円
42名
5000万円
業務革新
機械工具・水道機材
社員の意識改革
情報共有
32 不二精機(株)


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奈良県橿原市 「情報を活用した業務革新」

  昔は職人的要素の濃かった金型産業も、今日では機械化、コンピュータ化の波にのり進化してきている。伊井氏の率いる不二精機㈱もまた、アナログ時代からIT時代へと、幾多の試行錯誤を経験しながら成長してきた企業のひとつである。国内市場の冷え込みにより、海外へ市場確保を図ってきた同社にとって、成功の武器となったIT化のステップをお話いただいた。 
94億7200万円
(2001年12月:連結)
223名
(2001年12月)
9億2400万円
(2001年8月)
業務革新
金型製造業
原価管理
ロボット化
33 市満や運送(株)


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徳島県阿南市 「わが社の情報化の取り組み」

  厳しい経営環境が続く時代、物流業界もまた、淘汰の波を受けている。IT化による産業界の変化が進むにつれ、物流へのニーズはますます高度化している。物流そのものの変化、地方の中小零細業者の生き残りのための競争力、を考えて湯浅氏らが取り組んだのが、情報化を活用したネットワーク構想であった。そのネットワーク事業、「物流ネットワーク徳島」の誕生のきっかけから今日までの取り組みを伺った。 
不明
82名
1000万円
戦略立案
運送業
地域中小企業
  物流効率化推進事業
34 ヒュ-マングループ
佐世保交通産業



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長崎県佐世保市 「全員経営全員コンピュータ」

  先代社長である父の急逝で経営者のポジションに立った内海氏は、なかなかのアイデアマン。自動車学校、観光バス運行という事業において現場のスタッフまでも全員がコンピュータで情報を共有し、経営がわかるような企業に育ててきた。失敗は山ほどある、と笑う氏だが、厳しい経営環境の時でもできるだけ教育やコンピュータ導入等をしてきた結果が実を結びつつある。
不明
66名
1600万円
経営革新
観光事業
自動車学校経営
情報共有
35 穴織カーボン(株) 大阪府高槻市 「製造業におけるインターネットの活用」

こつこつと物造りを行う誠実な中小企業というイメージだった穴織カーボン(株)が、その真摯な姿勢はそのままに、ITのいいところを取り入れてさらに発展を遂げている。大企業とも外国企業とも取引を行い、コンスタントに受注を得られているという。インターネットはツールとはいうものの、穴織カーボン(株)ではそのツールをどのように使いこなしているのだろうか。
2億5000万円
20名
4000万円
戦略立案
カーボン製品製造・販売
少量多品種生産
インターネット販売
36 アスクル(株) 東京都江東区 「アスクルモデルにおけるIT活用」

プラス(株)の社内ベンチャーから独立、ぐんぐんと目覚ましい発展を遂げ、ついに店頭上場にまで至ったアスクル。IT戦略をメインに、この元気印の企業がいかに成功したか、そのヒミツを知りたい。
752億円(2001年5月)
161名(2001年5月)
31億1550万円
戦略立案
オフィス用品通販
ワンストップショッピング
インターネット販売
37 (有)ニコニコ酒販 福岡県筑紫野市 「鬼が島焼酎探検隊~インターネットによる焼酎販売~」

  インターネットショッピングはすっかり定着した感があるが、焼酎に特化したところは珍しい。その事例として、マスコミでも取り上げられている鬼ヶ島焼酎探検隊を訪ねてみよう。
不明
5名
300万円
戦略立案
酒類販売
焼酎専門Webショップ
ショッピングモール
38 北海道エニコム(株)


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北海道室蘭市 「IT化をどう進めるか」

  北海道エニコムは、室蘭のIT化のリーダー役として期待されるところ。その企業の社長である山本氏に、今の時代のポイント、IT化へのアドバイス等をわかりやすく語っていただいた。
40億円
295名
8000万円
IT化の観点
ソフトハウス
IT化の提言
39 サンエス電気通信(株) 北海道釧路市 「ネットウェア時代の経営戦略」

  釧路において電機通信の企業を経営する宮田氏は、青年会議所など地域振興にも注力し、IT時代への対応を図るべく努力を続けている人物。事例講演では、まず前段として、アメリカがリードするIT時代、日本のIT化の現状などについてデータとともにレポート的な内容を述べられた。確実に時代をとらえている宮田氏は早速自社においてIT戦略を推進している。その一例が、グループウエアである。
不明
136名(1998年12月)
1億5000万円
戦略立案
電気・通信設備工事
グループウェア導入
データベース
  マーケティング
40 久米繊維工業(株) 東京都墨田区 「社長がパソコン1台からはじめる企業革新」

  Tシャツのネット販売を行う会社をはじめ、いくつもの経営を行う久米氏は、ドットコム企業の旗手としても知られ、マスコミ取材を多く受けるほか、講演や原稿執筆も数多くこなしている。大企業より中小企業にチャンスというネット時代の現状、氏の事業の内容、可能性などを語っていただく中に、新しい時代の芽が見いだせる。
12億4151万円
(1999年6月)
59名
3億円
企業革新
Tシャツ製造・販売
インターネット販売
メールマガジン
41 誠新産業(株)


コメント
福岡県福岡市 「中小企業の生き残りをかけたITへの取り組み」

  中抜きの時代、電設建設関連の資材及び機器工具の商社である誠新産業も新たな展開を図るべき時を迎えていた。その局面において、坂本社長の選択した方法がIT活用による企業体質の改善、物を仲介する商社から情報を仲介する商社(情報エージェント)への転換である。まずはどこから着手し、どのように進んでいるのか、現場の声を届けていただいた。
不明
約200名(関連含む)
2億円
体質改善
産業用資材販売
経営情報
モバイル端末
42 (株)ショウエイ


コメント
神奈川県川崎市 「ITの業務革新」

  温泉の湯をいつでもきれいに保つための循環濾過装置の製造メーカー、(株)ショウエイは、創業直後のオイルショックから今日まで時代の変化の中で、絶えず新たな事業の可能性を見いだそうと努力を重ねてきた。温泉の濾過装置の開発から販売までを行う現事業により、かつての1億5千万円から10億円を超えるまでになったのである。社員数も97年25名、98年33名、99年55名、2000年64名と増加。コンピュータやネットワークを活かしてさらなる発展を目指している。
11億4600万円
(2001年度)
74名
7000万円
業務革新
環境濾過装置製造・販売
見積速度向上
BtoC
43 (株)ヤマトヤ


コメント
佐賀県唐津市 「1人のお客様のために」

  激動の時代、変化の激しい社会において、繊維業界もまた淘汰の波に洗われている。佐賀、唐津の駅至近の場所に創業90年の専門店を経営する江頭氏は、このまま専門店、小売店の形態で存続できるのかと危機感を募らせる。そして、生き残るには顧客の求めるもの、好みを的確に把握することこそ重要と考え、そこにデータ活用を用いている。
不明
不明
不明
戦略立案
ファッション専門店
ダイレクトメール
購入履歴データ活用
44 (株)オーテック 神奈川県横浜市 「仕事を獲得するための情報化」

  経営コンサルタントとして(株)オーテックの情報化戦略に関わった光井氏の語る事例は、中小零細企業でもすぐに取り組めることばかりだ。初年度5千万円だった年商を5年目に13億円にまで伸ばしたオーテックの成功を支えたIT化ストーリーとは。
不明
84名
1億4900万円
戦略立案
金型・プラスチック
  射出成型製造
ダイレクトメール
EDI
45 シャボン玉石けん(株)


コメント
福岡県北九州市 「無添加石けんと、その販売戦略」

  シャボン玉石けんといえば無添加石けんの製造販売で業績を伸ばしている企業である。売上高の約半分を通信販売が占め、その受注を支えているのがコールセンターだ。全国からひっきりなしにかかってくる電話をいかに効率よく、しかも真心込めたマンツーマンの応対で処理するのがポイント。Webショップの展開も行っている。パソコン導入以前から受注業務の現場に関わってきた平安氏に、CTI導入のいきさつから成果までを伺った。
不明
93名
3億円
戦略立案
無添加石けん製造・販売
コールセンター
CTI
46 (株)南野産業


コメント
大阪府東大阪市 「情報を活用した業務革新」

  鋳物鋳造業というと熟練工が不可欠なイメージである。2代目社長の南野氏は、自らIT化に取り組み、ニーズの多様化・高度化・スピード化の進む時代にニーズに適応できる業務改革を実現した。できるところから始めた、最低の投資で最大効果をあげる。謙遜がちなお話の中に、中小企業にも参考となるIT化のヒントがあるようだ。
不明
35名
不明
業務革新
鋳物鋳造
トップダウンでの情報化
インターネット販売
47 オムロン(株) 京都府京都市 「IT技術の活用と21世紀へ向けての事業基盤の強化」

  IT化時代の現在、世界各地でビジネスリーダーの役割を果たしている田崎氏は、経歴の通り技術、営業、経営とトータルな眼でIT化をとらえることができる人物である。気さくな関西弁のトーンの中に、最先端の事例や次代に生き抜くための経営へのアドバイスが光る。
5942億5900万円
(2001年3月)
6757名
640億8178万円
(2001年3月)
業務革新
制御・電子部品・
  FA機器製造
物と情報の流れの一致
イントラネット構築
48 (株)九州システム
アカデミー
福岡県福岡市 「インターネットを経営に生かす」

  コンピュータに関わる仕事をし、コンピュータを仕事のツールとして使いこなしているIT業界そのものの人物である高野氏に、初歩から取り組めるインターネットの活用方法を語っていただいた。
不明
76名
2億円
IT化の観点
ソフトハウス
IT化の提言
49 関西カーゴ
軽自動車運送
協同組合連合会



コメント
京都府京都市 「運送業界におけるIT戦略化事例」

  軽自動車の赤帽運送サービス業、というと物流の一端を担う定番。しかし、ここにも新しい物流の流れが起こり、大きく変化を遂げている。その現状と未来構想を語っていただいた。
不明
組合員47名
不明
戦略立案
運送業
物流の隙間産業
カーナビ
50 (株)九州システム
アカデミー
福岡県福岡市 「情報技術の活用と企業経営」

  九州システム・アカデミーは、九州地区のシステム開発で多数の実績を有する。東京地区に比べて遅れがちな地方のIT化、だが、着実に進めて成功している企業もある。その事例をご紹介いただいた。
不明
76名
2億円
IT化の観点
ソフトハウス
IT化の提言
51 トーマツ
コンサルティング(株)
福岡県福岡市 「情報技術の活用と企業経営」

  企業に関する情報システム分野において豊富な実績とノウハウを持つ江藤氏。IT化のもと、今ものすごい勢いで変わりつつあるさまざまな事象を掲げていただき、そこから我々の目指すべき方向、取り組み視点を説いていただいた。
不明
126名
1億1000万円
IT化の観点
監査法人
IT化の提言
52 (株)ダン


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大阪府大阪市 「ダン・ネットワークシステムとマーケティング戦略」

靴下の卸・製造業の(株)ダンは、全国に「靴下専門店」というユニークなフランチャイズチェーンを展開し小売でも急成長を遂げている。これを支えているのが川上の工場から川下の店舗まで全てをネットワーク化したサプライ・チェーン・マネージメントシステム(SCM)である。豊富な品揃えで若い女性の変化しやすいニーズに的確に応え、しかもどの段階においても無駄な在庫を持たず、売れ筋商品が最適なタイミングでお店に届くという「店の隣に工場があるような」体制をゼロから創り上げた丸川常務にここに至るまでの業務革新への発想からシステム化内容までお話しいただいた。
73億円
(2000年2月:本部)
91名
1億4700万円
業務革新
靴下専門店
顧客中心主義経営
POSシステム
SCM
53 (有)佐倉きのこ園


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千葉県佐倉市 「電子商取引の紹介と取り組み方の事例」

佐倉きのこ園の園長さん齋藤勇人氏は平成6年に脱サラしきのこ園を創業。完全無農薬の椎茸栽培に取り組み、現在生椎茸年間45tの生産量を誇るまでになった。通販への販路拡大、観光農園の展開、インターネットモールへの出店により、複数チャネルの相乗効果を活かした、いわばクリック・アンド・モルタルの成功モデルである。園長さんにきのこ園創業からの事業展開と、その中で既存顧客中心のターゲット・マーケティングや新規顧客開拓に、低コストの販促ツールや電子小売店という道具(IT)を何故導入し、どのように活用してきたのかを語っていただいた。
不明
16名
300万円
戦略立案
産地直送販売
ダイレクトメール
ショッピングモール
54 (株)ヤマナカ
ゴーキン



コメント
大阪府東大阪市 「製造業におけるIT取り組み方の事例」

(株)ヤマナカゴーキンは金型技術を基盤とした技術開発型企業である。金型生産には少量多品種・注文生産という特徴があり、高精度な製品を短納期・低コストで生産できる技術と体制が企業の成長を支えてきたと言える。この背景でコンピュータシステムをどう活用し、どんな効果があったのか等、製造業におけるIT活用事例として山中常務にお話しいただいた。
不明
230名
8000万円
戦略立案
金型製造業
少量多品種生産
製造リードタイムの短縮
55 (株)カヤバ


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新潟県新潟市 「ガソリンスタンドをカービジネスの拠点にする経営情報戦略」

安売り、規制緩和と厳しい経営環境にあるガソリンスタンド業界。その中で、新潟県のカヤバは、1990年代半ばでガソリンスタンドから、カービジネス全体を扱う「町の車の診療所」として変身を遂げ成長を続けている。しかし、この変身は初めから順調にいった訳ではない。経営上の問題を的確に捉えた萱場社長は、いち早くITの重要性に気づき、お客様を大切にするという経営理念を貫く手段としてITを活用した。また、ここで萱場社長が語るプロジェクト成功のためのポイントは、これからIT化を推進しようとしている中小企業の経営者には示唆に富む。
13億円(2000年度)
30名
6500万円
戦略立案
ガソリンスタンド
トップダウンでの情報化
ITコーディネータの活用
56 (株)鳴海屋紙店 宮城県仙台市 「我が社の経営戦略とIT革命」

鳴海屋紙店は、明治16年創業の仙台で120年続く紙類卸・販売業の老舗である。老舗にありがちな組織面の問題、小規模紙卸売業の厳しい市場環境という経営課題を克服するために、社長の鳴海氏の打った手は何か?
8億円(2000年度)
22名
1000万円
戦略立案
紙類・紙加工品卸・販売
トップダウンでの情報化
顧客・仕入先・社員満足度

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